重大病が見つかるチェックリスト「尿漏れ・頻尿」 (2/4ページ)
尿漏れには、「骨盤底筋」の衰えにより、おなかに力がかかった時に尿が漏れる「腹圧性尿失禁」と、膀胱の活動が高まることによって尿が漏れる「切迫性尿失禁」の2つのタイプがあります。
【1】~【3】のいずれかに当てはまれば、「腹圧性尿失禁」の可能性が高いと言えます。【4】~【7】のいずれかに当てはまれば、「切迫性尿失禁」の可能性が高いと言えます。このタイプの尿漏れは、神経の異常などで膀胱が過敏になり、その活動が高まること(過活動膀胱)が原因で起こります。通常はペットボトル1本(500ml)くらいの尿が膀胱にたまると尿意を感じますが、過活動膀胱の状態になると100~200mlの少量でも尿意を強く感じます。そのため、昼夜を問わず何度もトイレに行く「頻尿」の症状をきたしたり、急にトイレに行きたくなりますが、途中で漏らしてしまったりすることも少なくありません。
この過活動膀胱は男性も女性も同じ頻度で生じます。そして男性の場合は、その背景に「前立腺肥大症」があることも多いのでご注意ください。「前立腺肥大症」は、膀胱の下にあって尿の通り道にもなっている前立腺が、加齢などによって肥大することで起こります。【5】~【10】に当てはまる人は前立腺肥大症の可能性があります。前立腺肥大症は50歳から増え始め、60代では60%、70代で80%、80歳以上では90%の男性に見られるとされますから、ほぼ全ての男性に無関係ではないと言っても過言ではありません。しかも、排尿障害だけでなく、中には前立腺ガンが潜んでいる危険もある症状なのです。この「前立腺肥大症」については、またあらためて別の機会で取り上げるとして、ここでは「腹圧性尿失禁」と「切迫性尿失禁」の対策法を紹介します。
腹圧性尿失禁と切迫性尿失禁のどちらか一方でも、あるいは、その両方が混じり合ったタイプ(実際の尿漏れはこのタイプが多い)でも、いずれの尿漏れも症状が軽ければ自分で治すことができます。要は、衰えてしまった骨盤底筋を鍛え、尿の出口をギュッと締める機能を取り戻せばいいのです。