重大病が見つかるチェックリスト「尿漏れ・頻尿」 (3/4ページ)
「骨盤の下にある筋肉をどうやって鍛えればいいの?」と疑問に思う方もいるかもしれませんが、骨盤底筋体操の方法は簡単です。寝転がったり、座ったりしたままでも骨盤底筋は鍛えることができますので、以下の体操をぜひやってみてください。
【骨盤底筋体操】
〈初級者レベル〉
<1>慣れるまではあおむけの姿勢で、おならを我慢する要領で肛門を締める、あるいは排尿を終えた時のように尿道を締める。
<2>目安は10秒締めたら30秒休む。
<3>1日10回行う。
〈中級者レベル〉
床に座って壁に寄りかかった姿勢で<1>~<3>を行う。
〈上級者レベル〉
<1>~<3>を日常生活に取り込む。電車内や会議中などでもできるようになれば、表情を変えずに、人に気づかれないでトレーニングできる。
もし、骨盤底筋体操の効果が見られなければ、薬を用いて治すことが可能です。特に切迫性尿失禁はより薬の効果が望めます。ただし、男性で前立腺肥大症が原因で重症になった場合は、前立腺そのものを手術で切除しなければ尿漏れや頻尿の症状が軽快しないこともあります。
一方、腹圧性尿失禁では、体に影響のない特殊なテープで、尿道を支えて安定させ尿漏れを防ぐ「TVT手術」という治療法があります。この手術は局所麻酔で行われ、2~3日の入院が必要です。約1センチの傷が下腹部に3カ所ほど残ります。健康保険を使えますが、自己負担も10万円ほどかかります。多くの病院でTVT手術は行われつつあります。
尿漏れや頻尿は、QOL(クオリティ・オブ・ライフ)を大きく低下させます。恥ずかしいからと隠さず、あるいは、年のせいだからと諦めず、きちんと向き合って対処していきましょう。