ウザい、うるせえ…数年後「言葉遣いの悪い」子どもになってしまう理由2パターン

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ウザい、うるせえ…数年後「言葉遣いの悪い」子どもになってしまう理由2パターン

図書館で見た光景です。ある小学生が迎えに来た母親に対して「うざい、うるせえ」と叫んでいました。

かつては天使のような赤ちゃんだったのに、わずか数年でどうしてこんな態度をとる子どもに育ってしまったのでしょう?

そこで今日は、『1人でできる子が育つ テキトー母さんのすすめ』の著者の立石美津子が“子どもの暴言”についてお話します。

■大人に暴言を投げ捨てる子ども達

別の数人の小学生がお菓子を食べながら貸し出し用の漫画をめくっていたので筆者が「図書館内では飲食禁止だよ」と注意しました。

すると返ってきた答えが「うるせえんだよ。おばさん」。素直に「はい」と言って食べるのを止めるかと思いきや……反撃されてしまいました。

更に筆者が怖い顔をして「その言い方はよくないよ」と叱ると、「こええ~」と吐き捨てて不機嫌な顔で立ち去った児童達。

見た目はまだ5~6歳です。筆者が“おばさん”と言われてカチンときたというより、その反撃の物言いにびっくりしてしまいました。初対面の大人に叱られて恥ずかしい気持ちがあったのかもしれませんが、なんだか「心が荒れているなあ」と感じた場面です。

■叱らない、注意をしない大人

“本に折り目を付ける”“飲食”“走り回る”“大声を出す”これらの行為は図書館内では禁止されており、壁にも貼り紙があります。もしそういった子ども達を見たら図書館の係員も注意するかと思います。

けれども、借りる本の手続きをしてもらった後に子どもが「ありがとう。さようなら」の挨拶をしなかったからといって「帰る時は挨拶をしなさい」と叱るスタッフはあまりいないのではないでしょうか。

先ほどの例の子ども達の場合、仮に係りの人が挨拶するように注意したらおそらく「うるせえ」と返すでしょう。

過去にあった“電車内で携帯電話をしていた人を注意したら、逆ギレされて刺された“といったニュースの記憶がよみがえり、注意する側も自分の身の危険を考えて萎縮してしまい、見て見ぬふりをするのかもしれません。

ですが、まだ自分の背丈の半分くらいしかない小学生に対して、大人が何も言えなくなってしまってもよいのでしょうか?

子どもが大騒ぎしたり、菓子を食べた場合は図書室使用マニュアルに書いてあるので“仕事として”叱るけれども、“大人として”子どもへ言葉遣いを注意しません。こうして、段々と人としての躾がされないまま子ども達は大人になっていくのです。

昔は近所の人が親に代わってそういった当たり前のことを叱ってくれたのですが、今は時代が違ってきています。親も含めて周りの大人の対応も問題です。注意もせずに「最近の子どもは親の躾が出来てないわよね」と陰口を叩くのはやめましょう。

■小学生の母親がとった行動

冒頭の小学生の母親が夕方暗くなって迎えに来た時のこと。漫画を読んでいる小学生に対して、母親は子どもが散らかした本を棚に戻し、子どものカバンを持ってやり、まるで召使のようです。

そして「帰りましょう」と我が子に言ったら「うるせえ」と一言。その後、図書館員に会釈することもなく、二人で建物を出て行きました。

言葉遣いが悪い子どもは、親が「うざい、まじ、消えろ」などといった汚い言葉を連発している環境で育ったことが原因で親そっくりになるケースと、外からの影響で酷い言葉を覚え、その言葉を発しても何も叱らない甘い親元で育ったためにそうなるケースがあります。今回は後者でした。

小学生の頃から吐き捨てるような汚い攻撃的な言葉を使っていると、それがいつしか口癖になり、将来「あの人って感じが悪いね」と悪い評価を受けることにもつながります。本人にとってとても損なことです。

いががでしたか。

言霊といって言葉には魂が宿ります。「うざい、消えろ、死ね」とその荒れた言葉を一番聞いているのは周りではなく、実は本人なのです。そんな言葉を使いながら育った子どもはどんな大人になるでしょうか? 昔の人が我が子と分け隔てなくよその子でも悪い態度をとったときはしっかり叱ったように、こういった子どもには大人がきちんと注意しなくてはならないと思った出来事でした。

【画像】

※ Melle V / Shutterstock

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