社会人なら知っておきたい! ビジネスで使う敬語・言葉遣いのマナーまとめ

フレッシャーズ

社会人になると、知らないでは済まされないのが「言葉遣い」です。学生時代のアルバイトで接客をしていたとしても、それはごく特殊な使い方だったりします。ここで一度、職場での言葉遣いを改めて確認しておきましょう。自分や先輩の言葉遣いのどこが間違っているのか、落ち着いて確認することが大切です。

■言葉遣いは心遣いである

言葉遣いを考える上で大切なのが、「言葉遣いは心遣い」ということです。言葉はコミュニケーションのツールにすぎないので、そこに相手を思いやる「心」が込められていなければ意味がありません。そして、心が込められていることを相手にちゃんと届けるためにも、ちゃんとした言葉遣いを知っておくことが必要なのです。自分にはそんなつもりがなくても、相手が不愉快な気持ちになってしまっては元も子もありませんよね。

・はじめに心ありき。言葉遣いは心を伝える手段。

ビジネスの場で言葉遣いが正しくないと、たとえ言っていることが正しくても、信用を得にくくなってしまいます。信用されなければ、大切な仕事を任せてもらえませんし、チームの中でもうまく能力を発揮できないかもしれません。たかが言葉遣いですが、されど言葉遣いです。「内容さえ伝わればやり方は何でも良い」というブロークンイングリッシュのような考え方ではなく、一人のビジネスパーソンとしてちゃんとした言葉遣いを心がけましょう。

■よく使うビジネス用語

新社会人にとっては耳慣れない言葉が多いかもしれませんが、ビジネスを円滑に進めるのに良い効果をもたらす言葉があります。

・基本の敬語

電話応対でよく使う表現は、ビジネスでまず身に付けたい言葉遣いです。たくさんの敬語を一度に覚えるよりも、よく使う表現からひとつずつ敬語に直してみると良いでしょう。

どうしますか→「いかがなさいますか」、すみませんが→「恐れ入りますが」、できません→「いたしかねます」、知りません→「存じません」、わかりました→「承知いたしました」。

・他社に自社のことを言うときのルール

他社の人と話すときは、上に挙げたような敬語を使いましょう。そこで迷うのが、自社の話が出てくるときです。とにかく何でも敬語にしてしまうと、うっかり自社のことまで敬語にしてしまいがちです。と言っても気を付けたいのは一つ。「他社の人と話すときは、たとえ自分の上司でも、敬う言葉は使わなくて良い」です。

例えば打ち合わせの席でも「その件につきましては、課長の○○から説明します」と呼び捨てにします。

■間違いやすい言葉遣い

ビジネスの言葉遣いには、間違いやすいものもあります。敬語の中にも、自分の動作をへりくだって言う謙譲語と、相手の動作を敬って言う尊敬語があり、それを混同してしまうことで間違いが起こります。

・相手の動作に謙譲語を使ってしまう。

(誤)詳しくは担当者に伺ってください→(正)詳しくは担当者にお聞きください

(誤)経理部で旅費をいただかれてください→(正)経理部で旅費をお受け取りください

・丁寧にするあまり、二重敬語を使ってしまう。

(誤)お名前様を頂戴いただけますでしょうか→(正)お名前をお聞かせいただけますか

■素直に聞く姿勢が大切

どんな言葉遣いがダメかというのは、その場の状況に応じてさまざまです。ただ、最もいけないことは、上司や先輩に「その言葉、間違ってるよ」と注意されたときに逆ギレしたり聞き入れないことです。上司や先輩が必ず正しいとは言えなくても、少なくともこの仕事をする上でどんな言葉がマズいかというのを肌感覚として知っている先人に違いありません。素直に聞くという姿勢を持っていれば、言葉遣いはどんどん洗練されていくでしょう。

(ファナティック)

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