日本人は損したくない!だから「最安値から3番目」を選びがち? (3/3ページ)
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いまではだいぶ変わってきましたが、百貨店は定価で売るのではなく、「定価を売るところ」だったのです。
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また、寿命に損も得もない気もしますが、高齢になれば「あそこが痛い」「ここが痛い」となり、気がつけば「えっ俺、80歳なの?」という心境になっているのかもしれません。
著者の父親も、「長生きは損だろうね」としみじみとつぶやいたそうです。
それは、「薬で生かされたり、子どもの世話にはなりたくない」から。長生きすると病気や介護のリスクが高くなり、損する可能性が高くなるというのです。
人生の幕引きにまで、損得勘定が働く日本人。
「結果より過程に意味がある」「努力することが大事」という言葉にも、無駄なことをして損したくない日本人の気持ちが表れていますよね。
日々のふとした瞬間に当たり前のように感じる「損したくない」の内側を覗いてみれば、知らない自分に出合えるかもしれません。
(文/山本裕美)
【参考】
※髙橋秀実(2015)『損したくないニッポン人』講談社