箱根に旅行するなら絶対行くべきオススメ人気観光スポット15選

学生の窓口

箱根と言えば、関東屈指の温泉地として有名ですが、実は多くの美術館やその他の観光スポット、グルメなど確実に見るべきスポットが多い観光地としても有名です。そんな箱根のオススメ人気スポットをご紹介します。


◆海賊船

気分はパイレーツオブカリビアン。大型の観光船「箱根海賊船」で往復90分の芦ノ湖周遊


神奈川県箱根町の芦ノ湖には、なんと「海賊船」がいます。映画ではパイレーツオブカリビアン、アニメで言えばワンピース。悪者の船なのに、ちゃんと人が乗れるイカニモというイメージの「海賊船」には子どもならずともワクワクします。

思い切った意匠が施されてはいますが、機能としては芦ノ湖をめぐる「箱根観光船」。それは船そのものの名であり、運営会社の名称でもあります。運行上の愛称はと言えば、それこそ見たままの「箱根海賊船」。以前にアメリカのディズニーランドを視察した社長のアイデアなのだそうです。

「箱根観光船」の開業した初めの頃は、世界初の双胴船を運航していた伊豆箱根鉄道の双胴船に後れをとり、苦戦していました。そこで、何とか対向しようと、1630年代のフランス船「セント・フィリップス号」をモデルとした「パイオニア号」(1991年退役)を日立造船に発注。

1964年7月に就航させました。

内装にもこだわった「海賊船」は大人気。その好評に気をよくし、1980年には「ビクトリア号」(〜2007年まで)、さらに1987年には17世紀ふうの「ロワイヤル号」(〜2013年まで)、1991年にはスウェーデン船がモデルの「バーサ号」(現役)、2007年には「ビクトリー号」(現役)、2013年には「ロワイヤルII号」(現役)などを就航させています。

その芦ノ湖の「海賊船」での遊覧は小田急の箱根フリーパスで乗り放題(伊豆箱根鉄道の船は利用不可なので要注意)。往復便は90分ほどで、大きな船は波による揺れも少なくのんびり楽しめます。

■住所:神奈川県足柄下郡箱根町箱根161番地(箱根町港・本店)
■交通:箱根湯本駅から箱根登山バス(H路線)約40分「箱根町」バス停下車
http://www.hakone-kankosen.co.jp/

◆伊豆スカイラインと箱根スカイライン


富士山の絶景を横目に。信号無しの快適なドライブ「伊豆・箱根スカイライン」

◎伊豆スカイライン

この道路は、1962年に供用開始となった富士箱根伊豆国立公園内の伊豆半島東部山稜を走る観光道路。40.6kmの距離があります。沿線には各所にビューポイントや休憩所があり、相模湾、駿河湾、富士山などを眺めながら大自然の中を走り抜ける爽快さがあります。

小田原~伊豆高原までの間、小田原厚木道路からMAZDAターンパイク箱根や箱根新道も利用することで、約70kmの区間を信号に止められることなく走りぬけられます。このルートは混雑する海岸線の国道を避けたい方にはおすすめ。

伊豆方面の旅館やホテル、観光施設も京浜〜伊豆間の渋滞回避路として推奨しています。

当初、熱海峠から伊豆半島の稜線を縦走し、天城高原、天城峠、猫越峠、土肥峠(船原峠)を通り大瀬崎へ至る“J"字型の道路として計画されましたが、現在は東側の熱海峠〜天城高原間が供用されています。

【ポイント】
●熱海料金所(熱海峠観光案内書があります)、*玄岳、韮山峠、*亀石峠、冷川、天城高原

◎箱根スカイライン

一方、こちらの道路は、富士箱根伊豆国立公園の箱根外輪山の西側を走り、御殿場?箱根峠を結ぶ5kmの観光道路です。芦ノ湖、富士山などの眺めは特に見事。御殿場から芦ノ湖、伊豆へのアクセス道路として便利です。

御殿場・箱根峠間は、県道と芦ノ湖スカイラインを利用すれば、約23km、信号無しで走ることができるため、こちらの道を選べば、箱根温泉での混雑が避けられます。

【ポイント】
●芦ノ湖展望公園(丸嶽駐車場)(ここから見る雄大な芦ノ湖の眺望が見事)。
■住所:静岡県伊豆市冷川1466
http://siz-road.or.jp/sz/road/izusk/

◆箱根登山鉄道

明治の半ばには馬車鉄道だった路線に。2015年秋、新型車両デビューの「箱根登山鉄道」

新橋−横浜間に東海道線が開通したのは1872(明治5)年。さらに国府津まで延長されたのは1887(明治20)年。しかし、その路線延長には小田原は含まれませんでした。江戸開府以来、宿場町として栄えてきた小田原の人々にとっては、箱根への湯治客が減るとがっかり。

それなら私設で造ろう!と、国府津−小田原−箱根をつなぐ私設鉄道敷設計画がまとまります。1888(明治21)年2月に免許がおり、そこからわずか7か月で線路も完成。イギリスから6両、アメリカから5両の車両も仕入れ、その10月には、起点・東海道線国府津停車場前、終点・湯本の旭日橋の手前広場とする12.9kmを2頭立ての馬車での車両が走っています。

その後、紆余曲折を経て1896(明治23)年には馬車から電車となり、商号も小田原馬車鉄道株式会社から小田原電気鉄道株式会社に変わります。さらに、景勝地箱根への観光誘致を目指し、出山・大平台・上大平台の3ヵ所にスイッチバック線を設ける登山鉄道に。

1919(大正8)年6月1日、登山電車は箱根湯本−強羅間8.9kmの運転を開始し、1928(昭和3)年に社名も今の「箱根登山鉄道株式会社」となりました。

車両は、車体が日本車両製造株式会社製で電気部品はアメリカ製、散水装置と4種類のブレーキが特色でした。現在運用中のモハ1形登山電車(103-107・104-106)は、さらに改良が加わり外観も大きく変化していますが、今も箱根の山を元気に走っており、当時の技術水準の高さがうかがえます。

さらに、2015年(平成27年)10月7日には、箱根登山鉄道に新型車両「アレグラ号」(3000形)がデビュー!景色が見やすいよう大きく開いた窓で、鉄道友の会が選ぶ「ローレル賞」、さらに「グッドデザイン賞ベスト100」にも選ばれ、話題を集めています。

■住所:小田原市城山1丁目15番1号
■交通:箱根登山線 起点
http://www.hakone-tozan.co.jp/

◆箱根旧街道石畳の道

タイムトリップして弥次さん喜多さんと。一緒にハイキングを楽しむ「箱根旧街道石畳の道」

弥次さん喜多さんで知られる江戸時代後期の『東海道中膝栗毛』(十返舎一九著)に、小田原宿から箱根宿までの標高800mを越える山中の様子の一部が描かれています。そこにはこの「箱根八里」のことが敷石の凹凸の多い坂道として語られています。

しかし、それ以前には、寛永元年(1624年)に来朝した第3次朝鮮通信使の記録によれば、竹が敷きつめられていたとあります。それは箱根山に群生する「箱根竹」と呼ばれる細竹のことでいた。

ところが竹は腐ってしまうため、毎年敷き替えなければならず、多くの竹と人手が必要でした。それではたいへんだと、幕府は、延宝8年(1680年)、箱根峠から三島宿への西坂のうち、約10kmを石畳の道としました。

現在の箱根旧街道の石畳は、静岡県三島市の箱根山中に、合わせて約2kmの区間が市の石畳整備事業により整備され、願合寺・腰巻・浅間平・上長坂・笹原の5地区で保存されています。この古い石畳の街道は、2004年10月に国指定史跡となりました。

弥次さん喜多さんが言ったとおり、今残っている昔の石畳は凹凸こそありますが、道の両側は杉並木で覆われていたり、富士山の眺望が楽しめたりとハイキングにはもってこい。急勾配の箇所も多くありますが、峠越えの達成感はまた格別なのではないでしょうか。

■住所:神奈川県足柄下郡箱根町畑宿
■交通:JR小田原駅より小田急小田原線「箱根湯本」駅で乗り換え、箱根登山「旧街道石畳バス停」下車
http://find-travel.jp/article/12131


◆十国峠

富士・箱根・伊豆国立公園「十国峠」。富士山をはじめ、周り山々の360°の眺望が楽しめます

「十国峠」というのは、標高766mの日金山の日金山(ひがねさん)山頂のことです。富士・箱根・伊豆国立公園にも指定されているこの峠からは、十国五島(伊豆・駿河・遠江・甲斐・信濃・武蔵・上総・下総・安房・相模、大島・新島・神津島・三宅島・利島)が一望のもと。

その広々とした眺望が呼び名の由来になっているというわけです。

静岡県東部,熱海市と函南町を結ぶ「十国峠ドライブウェー」の途中、「十国峠」の山頂から少しおりたところには無料休憩所(ドライブイン)。そこはケーブルカーの「十国登り口」駅となっていいて、峠の頂上の展望台、「十国峠」駅までは、5分ほどで運ばれて行きます(このケーブルカーは「十国鋼索線(じっこくこうさくせん)」が正式名称です)。

ふつう、スキー場のロープウェイでは地上とゴンドラが離れており、地面よりも周りの景色の方に目が行くため、山の斜面をそれほどは感じません。でも、ロープウェイは傾斜のある斜面に密着していて、座席も階段状に配置されているので、登っていく感じ、降りていく感じは、遠くから見る以上に実感があります。

登って行った先の、函南町と熱海市の境に位置する頂上の展望台にある望遠鏡からは、晴れた日には東京タワーや東京スカイツリーも見えることがあると言います。いや、それよりも展望台の360度の眺めで群を抜いているのはやはり何と言っても富士山でしょう。

それだけに富士山が見えない時のがっかり度は大きいので、事前にお天気は確かめておくのが得策でしょう。

■住所:静岡県田方郡函南町桑原1400-20
■交通:熱海駅から車で9km (平常時25分)
http://www.izuhakone.co.jp/jukkoku-cable/

◆大涌谷

かつて「地獄」と呼ばれた「大涌谷」は再び地獄に。2015年10月現在、火山噴火警戒レベル2で入山禁止です。

箱根火山にある火山性地すべりによる崩壊地形のことを指して「大涌谷」と言います。火山の中央火口丘を成す冠ヶ岳の標高800mから1,000mの北側斜面にある地熱地帯で、活発な噴気地帯。箱根火山にはたくさんの噴気地帯がありますが、その中では最も大きなものです。

活火山としての活動では、約3100年前、箱根火山の水蒸気爆発で山崩れが発生し、堆積物が積もります。そこから200年後の約2900年前には、今度は小規模な火砕流が発生。それにより、冠ヶ岳が形成され、火山砕屑物が積もりました。

それが今現在の大涌谷を形作っています。

江戸時代までこの「大涌谷」は「地獄谷」とか「大地獄」と呼ばれていましたが、明治天皇・皇后の行幸啓に際し、1876年(明治9年)9月5日に今の「大涌谷」に改称されました。

1983年(昭和58年)には、箱根ロープウェイを利用して誰でも容易にこの火口付近まで行くことができるようなかたちで、富士箱根伊豆国立公園「大涌谷園地」の整備が進み、観光用に噴煙や硫黄を見ることが出来るようになりました。

ただし、硫黄の採取は原則禁止。噴出している火山ガス(亜硫酸ガス、硫化水素ガス)は人体には有毒です。

しだいに観光地化が進むなか、地熱でゆでるゆで卵が販売されるようになりました。大涌谷で湧く温泉に含まれる硫黄と鉄分が結合する黒い硫化鉄の付着で、黒く変色する卵は「黒玉子」と呼ばれ人気に。黒玉子は1個食べると7年寿命が延びると言われます。

「大涌谷」にはこの「黒玉子」を販売する売店やレストランなど様々な施設がありますが、現在、大涌谷が火山噴火警戒レベル2となっており、入山規制のため営業は一時休止となっています。

http://www.pref.kanagawa.jp/cnt/f532566/

◆箱根の六道地蔵

仏像ファンは必見! 鎌倉時代から現代伝わる岩に彫られた仏像群。関東一の大きさを誇る「箱根の六道地蔵」。

箱根にある「六道地蔵」とは、「元箱根石仏群」の一つです。石仏群が造られたのは鎌倉時代。この一帯は、中世の地蔵信仰の貴重な遺産となっており、国の史跡および重要文化財にも指定されています。

バス停「曽我兄弟の墓」で下車すると、次のバス停「六道地蔵」までの間に遊歩道が整備されています。遊歩道は平坦で歩きやすく、点在する石仏を順に見ながら、片道15〜20分ほどの道のりです。

仏像群の中のひとつ、地蔵菩薩立像の「六道地蔵」は、自然の岩壁を彫って造られた磨崖仏(まがいぶつ)。元箱根石仏群の中核的な存在です。お地蔵さんというと、せいぜい50cmくらいが想像の範囲内ですが、この仏像の高さは3.2m。

像の左には1299年(正安元年)の刻銘があります。

六道地蔵の他に、これら元箱根石仏群では、火焚地蔵、二十五菩薩像があります。箱根は火山活動の影響で「地獄道」として旅人に恐れられていました。そのため、石仏を造って旅人の安全を祈願したのだそうです。

いのちあるものはすべて、天道、人間道、修羅道、畜生道、餓鬼道、地獄道という六つの世界(六道)を輪廻するという「六道輪廻(ろくどうりんね)」の思想。そこには「地蔵菩薩」が悩み苦しむ者を救うために存在しています。

地蔵菩薩というのは、お釈迦さまが入滅した(亡くなった)あと、弥勒菩薩が仏陀となるまでの間、人々を救うという菩薩。「地蔵」の名に表されているとおり、もともとは古代インドの大地の神が起源なのだそうです。だとすれば大地に直接彫られた磨崖仏は本来的な意味に沿ったものなのかもしれません。

■住所:神奈川県足柄下郡箱根町
■交通:小田急線「小田原駅」→伊豆箱根バスor箱根登山バスで「箱根町・元箱根行」で『六道地蔵』下車
http://www.town.hakone.kanagawa.jp/hakone_j/ka/sho...


◆仙石原のすすき

背丈を超えるほどのすすきで埋め尽くされる「仙石原のすすき」。そこに身をおけば、気分はすっかり「風の谷のナウシカ」に。

仙石原の中央にそびえる台ケ岳の北西のふもと一帯には、9月下旬〜10月中旬にかけて、広さ18ヘクタール、東京ドーム約4個分の広大なすすきの草原が広がります。すすきに囲まれた高台までの一本道をすすきをかき分けるように歩けば、見渡す限り、黄金に輝く海のようなすすきの景色を堪能することができます。

その風景は、「かながわの景勝50選」にも選定されています。

すすきの草原では毎年3月の風のない日を選んで山焼きが行われています。何もしないでおくと、すすきの草原にも雑多な樹木が入り込み、雑木林となってしまいます。仙石原でも1970年から火入れをしなかったので雑木に覆われてしまった時期がありました。

山焼きは平成元年から再開され、草原一帯の壮大な野焼きは、箱根に春の訪れを告げる風物詩です。

10月4日から11月9日までの土・日・祝日には、箱根登山鉄道強羅駅から桃源台までをダイレクトに結んで「仙石すすきバス」が運行されます。1日に8往復運転される予定なので、すすき見物には便利です。途中の「仙石高原」バス停で降りて歩くのもいいでしょう。

起伏が激しい箱根の中で、ほんとうに広々とした草原の醍醐味を味わえるのはここくらいのものでしょう

また、仙石原のススキの見頃の秋ではなくても、案外、美しい草原を楽しめます。例えばすすきの黄金色の穂がでる直前の緑のシーズンの8月・9月。気候の変化で意外に暑かったり寒かったりするかもしれませんが、草原の散策路の入口付近の空き地にでも(以前は駐車場がありました)車を止め、そこから帰りの時間も折り込みながら、景色に見とれて帰路が大変というこのないよう、散策路でのハイキングを楽しみましょう。

■住所:神奈川県足柄下郡箱根町仙石原
■交通:箱根登山鉄道箱根湯本駅より、箱根登山バス(湖尻・桃源台行き)で約30分、仙石高原停留所で下車すぐ
http://www.hakonenavi.jp/season_special_contents/i...


◆箱根ガラスの森美術館

中世のヴェネチアンガラスと現代作家のガラスアートの対比。仙石原にある「箱根ガラスの森美術館」。

ここは、アンティークのヴェネチアングラスと、現代ガラス作家の作品を集めるガラス作品だけを扱う美術館です。ヴェネチアンガラスだけに、エキゾチックな建物・バラいっぱいの庭園なども異国情緒たっぷり、きらびやかな光の回廊を入れば、中世イタリアの貴族の気分です。

所蔵品のヴェネチアングラス作品では、*エナメル顔料を使った点彩技法による「点彩花文蓋付ゴブレット」、*レースの文様をガラスの中に封じ込めた「レース・グラス蓋付ゴブレット」、*ダイヤモンドポイントでガラス表面に彫刻を施した「ヴァンジェリスティ家紋章文コンポート」、*色ガラスを組み合わせて作られた「ミルフィオリ・グラス花器」、*着色料に金を溶かした「ドルフィン形脚赤色コンポート」、*窯変の効果を採り入れた「マーブル・グラス・デカンター」、と、それぞれの美しさのみならず独自の技法を駆使しているあたりも押さえておきたいところ。

一方の現代ガラス作品では、さらに時代を経て技術的にも洗練され、どことなく観念的・哲学的なものが作品がほとんど。こちらには、ジュゼッペ・バロヴィエール、エジディオ・コスタンチーニ、リヴィオ・セグーゾ、デイル・チフーリら新進気鋭の作家の作品が並びます。

訪れる人には、特に子連れやカップルには、オリジナルのグラスやアクセサリーを作る、「ガラス体験工房・ヴェトロ」が人気。ここでは、ガラスの表面に砂を吹き付けて模様を彫っていく「サンドブラスト」やいろんなガラス小片を溶かして組み合わせていく「フュージング」などを体験できます。

実際やってみると、ガラス作家たちの苦労の一端を垣間見ることにもなり、いっそう鑑賞眼も深まることでしょう。

ほかにも、ヴェネチアン・グラス、クリスタル・グラス、アクセサリー、ワイングラスほ、ガラス食器を扱うミュージアムショップはもちろんですが、敷地内には、メープルシロップの専門店「アチェロ」があります。ここは、シロップのほか、ジャムやチョコレート、クッキーも美味しいと評判です。


■住所:神奈川県足柄下郡箱根町仙石原
■交通:小田原駅.箱根登山バス(湖尻桃源台行)で40分
http://www.ciao3.com/top.htm


◆星の王子さま

本国ではなく、ここ箱根にあった「星の王子さまミュージアム」。そこは物語の源流に触れるプチ・テーマパーク

1999年6月29日、ここ箱根の地に、なんと、世界ではじめての「星の王子さまミュージアム」が開設されています。施設の中心にある展示ホールでは、原作者サン=テグジュペリの写真や手紙、数々の愛用品などの資料展示があり、「星の王子さま」の生まれた経緯、世界観、時代背景がよく分かるしくみです。

映像ホールでは、サン=テグジュペリの生涯と『星の王子さま』の物語についての映像も紹介されています。

「星の王子さま」は不朽の名作として、世界各国の言語に翻訳され愛読者が耐えることがありません。その物語の中では王子さまがさまざまな人や動物などに出会いますが、例えば、キツネの言った「かんじんなことは目に見えない‥云々」といった素朴な一言にさえ深淵な哲学が潜んでいることに、私たちが気づくのはある程度の大人になってから。

しかも、何度読み返しても新しい発見があるのではないでしょうか。

この「星の王子さまミュージアム」には、そんなふうにしてこの小さな童話を聖書のように大切にしてきた人たちに、さらにまた違った角度からの見方を開いてくれることでしょう。あるいは、今まで知らなかった人にも、こんな素晴らしい世界があるのかと新鮮なショックを与えてくれるはずです。

2009年には、ガーデン・デザイナー吉谷桂子さんのプロデュースで、開園10周年を機に、作者の世界観にさらに1歩近づくような素晴らしいヨーロピアン・ガーデンが誕生しています。ここでは、箱根の豊かな自然の中で、300種類におよぶ草花が季節ごとに楽しめます。

他にも、フレンチレストラン「ル・プチ・プランス」や、サン=テグジュペリ本人が幼少時代を過ごした城にある教会を模したチャペル、などもあり、資料館以外はちょっとしたテーマパークです。

■交通:小田急箱根登山線「箱根湯本駅」から箱根登山バスにて約30分「川向」下車
http://www.tbs.co.jp/l-prince/

◆箱根神社

昔は山岳信仰の修験道の神社だけに。今も「箱根神社」はパワースポットとして霊験あらたか

ここは、古くは関東総鎮守箱根大権現と呼ばれ、2400年以上も前には関東圏での山岳信仰の一大霊場でした。奈良時代、天平宝字元年(757年)万巻上人により今の場所に移されてからは仏教の修験道として定着しています。

平安朝初期には箱根路を往来する旅人の道中安全を祈り、さらに鎌倉期には源頼朝が信心したことで二所詣(この神社と伊豆山権現参詣)が将軍家新年恒例行事として習わしに。執権北条氏や戦国武将の徳川家康など武家の熱心な崇敬を集めるようになりました。

さらに、箱根宿や関所ができるようになると、東西交通の要(交通安全祈願所)として、庶民信仰の聖地へと少しずつ変化していくようになり、明治の初年には神仏分離により、関東総鎮守箱根大権現から「箱根神社」へと呼び名は変わりました。

この「箱根神社」には明治6年の明治天皇・昭憲皇太后両陛下はじめ、大正・昭和と歴代各皇族方の参拝が続き、最近では、昭和55年、昭和天皇・皇后両陛下、翌56年、皇太子浩宮殿下も御参拝に。ほか、政財界人も多数訪れています。

「箱根神社」は昔から山岳信仰の場でもあっただけに、ここは強力パワースポットとしても有名なところ。お正月などに、九頭龍神社本宮、駒ヶ岳山頂の奥宮・箱根元宮もいっしょに参拝すると、出世運・金運・願望実現・縁結び・恋愛運・健康運など、全体運をバランスよくアップできると言われます。

■住所:神奈川県足柄下郡箱根町元箱根80-1
■交通:東名高速道路「沼津インターチェンジ」から車で約28分
http://hakonejinja.or.jp/


◆箱根関所

江戸の昔にタイムトリップ!見つかった古文書の資料に基づいて復元された「箱根関所」。

「入り鉄砲に出女には警戒を」と言われた箱根の関所。1983年(昭和58年)、静岡県韮山町(現・伊豆の国市)の江川文庫から『相州御関所御修復出来形帳』(慶応元年(1865年))という資料が発見されました。

それまで、関所の構造までは分からなかったのですが、この発見で箱根関所の構造が実際にどうなっていたかが明らかとなっていきます。

その後、これを受けて、平成11年から平成13年にかけて発掘調査が行われ、箱根関所の遺構が確認されたりもし、ようやく、平成16年(2004年)4月、『相州御関所御修復出来形帳』の内容と発掘調査の成果をふまえ、大番所や上番休息所などが復元されることになりました。

平成19年(2007年)には、石垣等の大規模な復元工事が行われ、周辺の電線の地中化など周辺環境も含め、復元された箱根関所は全面公開されています。全体の構造では、建造物は上御番所・番士詰所・休息所・風呂場から構成された「面番所」、所詰半番・休息所・牢屋からなる「向番所」、ほかに厩・辻番・高札場などが敷地内にあり、全体は柵で囲まれています。

関所裏の屏風山には「遠見番所」、芦ノ湖南岸には「外屋番所」が設置され、まわりの山林などを通過して関所破りをした者は厳罰に処せられたようです。今でこそ、道路や鉄道が発達し、関東圏との間の経路では不自由しませんが、周りの様子を見ると、当時にはこの関所が以外にボトルネックの最適なポイントになっていたのが分かります。

箱根に関所が設置された時期についてははっきりしていませんが、律令期には箱根峠を経由する箱根路と関所がすでに設置されており、足柄峠の足柄路とあわせて関東防衛に一役買っていたようです。江戸時代の通行時間は、明け6つから暮れ6つまでと規定され、夜間通行は原則禁止でした。

今、その場に立ってみれば、渋墨塗りで黒く塗られた威厳溢れる佇まいは、そこだけ見れば江戸時代そのもの。通る者を緊張させる風情です。前面に芦ノ湖を望み、背後に屏風山が控える眺望豊かな「箱根関所」は、まさに箱根・芦ノ湖の旅の玄関口です。

■住所:神奈川県足柄下郡箱根町箱根1番地
■交通:小田原駅より箱根町行バス55分、箱根関所跡下車徒歩2分
http://www.hakonesekisyo.jp/index.html


◆箱根ターンパイク

混雑時の迂回路としての利用だけではもったいない快適さの「MAZDA ターンパイク箱根」

神奈川県小田原市から足柄下郡箱根町を経由し、同県足柄下郡湯河原町に至る総延長15.782kmの観光有料道路(一般自動車道)は一般的な呼び名では「箱根ターンパイク」。となっていますが、実際には、ネーミングライツ(命名権)により自動車メーカーのマツダが命名した「MAZDA ターンパイク箱根」が正式名称。

箱根ターンパイク株式会社 (HTPL) が保有・運営する私道です。箱根小田原本線の終点付近にある「MAZDAスカイラウンジ」(ドライブイン大観山)からは芦ノ湖や富士山を見渡せます。

ターンパイク (turnpike) とうのは、有料(高速)道路を意味する言葉で、交通情報などではやはり単に「ターンパイク」と呼ばれることが多いようです。125cc以下の二輪車(原付一種および原付二種)やミニカーは通行禁止の道路です。

箱根小田原本線(13.782km)と箱根伊豆連絡線(1.7km)の2路線で構成されるこの道はカーブも勾配も比較的緩やかですが、下りではエンジンブレーキ・回生ブレーキを使用しないとブレーキが利かなくなる恐れがあります。

道路沿いには、エンジンブレーキの使用を促す注意書きと、ブレーキの利かなくなった緊急時に衝突して停止するための砂山(緊急避難所)があります。

また、かつては箱根小田原本線と箱根伊豆連絡線とで営業時間が異なっていましたが、現在は全線一律5:30〜22:30 (最終入場時間 22:00)の営業。その営業時間外の夜間は全線が完全に封鎖され通行できないのでご注意を。

箱根新道(国道1号バイパス、延長13.8km、無料)が、ほぼ同じ起点・終点(芦ノ湖付近⇔箱根湯本早川付近)で並走しているため、費用対到達時間効果では残念ながらかないません。しかし、「箱根ターンパイク」は、箱根新道と真鶴道路が混雑する際の「迂回路」としての利用には快適。

レジャーシーズンなどには、交通飽和の回避に、電光掲示板や、手製ミニ標識で誘導が図られているので、従った方が賢明かもしれません。

■住所:神奈川県小田原市早川2-22-1(箱根ターンパイク株式会社)
■交通:小田原厚木道路・小田原西ICを下車して約600m直進、「ターンパイク入口」交差点を右折。
http://www.htpl.co.jp/

◆箱根の温泉

ゆっくり回っていつかは全域制覇してみたい。「箱根七湯」、「箱根八湯」、「箱根十七湯」

「箱根温泉」というのは神奈川県足柄下郡箱根町(旧国相模国一帯にある温泉の総称。箱根火山の麓から中腹まで、随所に温泉街が点在しています。付近は富士箱根伊豆国立公園に指定されており、どの温泉地も風光明媚な景色で知られています。

【箱根七湯】

●箱根湯本温泉
箱根登山鉄道箱根湯本駅下車すぐ。箱根の玄関口にある温泉です。単純泉・アルカリ性単純泉、30?80℃。効能は、神経痛・関節痛・冷え性。箱根で一番大きい温泉街があります

●塔之沢温泉
箱根湯本温泉の奥にある温泉。箱根登山鉄道塔ノ沢駅が最寄り駅です。単純泉・アルカリ性単純泉。効能は、神経痛・関節痛・冷え性。 伊藤博文ゆかりの温泉です。

●宮ノ下温泉
箱根登山鉄道宮ノ下駅近くの温泉。数々の著名人が宿泊した富士屋ホテルがあります。共同浴場の太閤湯の泉源は底倉からの引湯です。ナトリウム・塩化物泉。効能は、神経痛・関節痛・冷え性。

●堂ヶ島温泉
宮ノ下付近の国道1号から早川渓谷へと下った谷底にあり、夢窓疎石が開いたとされる温泉。2軒ある宿では、私設のモノレール式ケーブルカー、ロープウェイがあります。

●底倉温泉
底倉温泉は、宮ノ下温泉のすぐ近く。豊臣秀吉が掘らせたと言われる太閤石風呂があります。ナトリウム・塩化物泉。効能は、神経痛・関節痛・冷え性。

●木賀温泉
木賀(きが)温泉は、宮ノ下温泉に近く、箱根七湯の中で二番目に長い歴史を持つ。開湯は平安時代末期?鎌倉時代初期。戦国時代には宮城野湯の名前で史料に登場し、当時この辺りを支配していた小田原北条氏の直轄する温泉場でもありました。

単純泉・アルカリ性単純泉。効能は、切り傷・神経痛・関節痛・冷え性。

●芦之湯温泉芦之湯
国道1号最高所付近にあり、箱根七湯の中では最も標高が高い(七湯以外では、湯の花温泉など更に高所にある温泉もある)。開湯は鎌倉時代。単純硫黄泉。効能は、神経痛・関節痛・動脈硬化。コロイド硫黄のアルカリ性のお湯で、硫黄系の濁り湯としては珍しい泉質。

以上の「箱根七湯」に「姥子温泉」を加えて「箱根八湯」。そのほかに、「小涌谷温泉」、「強羅温泉」、「大平台温泉」、「宮城野温泉」、「二ノ平温泉」、「仙石原温泉」、「湯ノ花沢温泉」、「芦ノ湖温泉」、「蛸川温泉」を入れた「箱根十七湯」という見方もあります。

■住所:神奈川県足柄下郡箱根町

◆彫刻の森美術館

箱根の大自然と交響する大きな屋外彫刻たちと出会う「箱根 彫刻の森美術館」

「箱根 彫刻の森美術館(THE HAKONE OPEN-AIR MUSEUM)」は、箱根の雄大な山々を望む7万平方メートルの緑豊かな庭園に、近代・現代を代表する作家たちの彫刻名作約120点を常設展示する国内で初の野外美術館(1969年に開館)です。

敷地内には、世界有数のコレクション300点余りを公開するピカソ館をはじめ、5つの室内展示場もあります。庭園も含む広大な美術館を歩き回って足が疲れたら足湯もあるというあたりは箱根らしい気が利いてます。

野外にある彫刻作品はいずれも規格外の大きさ。室内に置かれる彫刻と違って、天井の高さや展示スペースの制約を気にせず思い切った高さや広さがあったりするので、胸のすくようなスケール感に感動。屋外彫刻の中には、柵が設けられているものもありますが、彫刻に触れて公園での遊具のように遊べるものもあります。

それになにより、屋外彫刻は、元来、花、樹木、太陽などの自然のすべてと交響することも織り込んで作られています。だから、四季それぞれの太陽との位置関係、季節の空気によって陰影のバランスが変わってくあたりも大きな魅力。

どの作品も箱根の自然と見事に調和しています。

「現代芸術・抽象芸術はよく分からない」という人がいますが、そういう人こそぜひ一度こうした場所に身を置いてみるべきなのではないでしょうか。分かる・分からないのレベルをはるかに超える屋外彫刻たちが、箱根ならではの大自然の中で優しく語りかけてくれることでしょう。

■住所:神奈川県足柄下郡箱根町箱根町二ノ平1121
■交通:東名御殿場IC→国道138号線→宮ノ下交差点右折→国道1号線
→強羅方面右折→県道723号線、約500m
http://www.hakone-oam.or.jp/

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