フジ昼ドラが来年3月終幕!女優たちの伝説の名場面をフィードバック「“華の嵐”で魅せた高木美保の女優魂」 (1/2ページ)

アサ芸プラス

フジ昼ドラが来年3月終幕!女優たちの伝説の名場面をフィードバック「“華の嵐”で魅せた高木美保の女優魂」

 ドロドロの愛憎劇など独特の世界観が時に社会現象まで巻き起こした、フジテレビ系・東海テレビ制作の“昼ドラ”が来年3月で52年の歴史に幕を下ろすという。真っ昼間から放映されてきた、欲望渦巻く扇情シーンの数々は半ば伝説と化したものだ。まさに女優たちが必死の決意で挑み続けた、「伝説の場面」を特選したい。

 10月28日、スポーツニッポンが「フジの昼ドラ放送終了」を報じ、多くの嘆きの声が聞かれた。52年という歳月が、固定ファンとともにさまざまなドラマを生んできた証拠である。

 昼ドラ視聴歴40年を誇るドラマ評論家・ペリー荻野氏も落胆を隠せない。

「フレッシュ女優の登竜門とも呼ばれる、NHK朝ドラに対し、昼ドラは女優が熟していく過程を見られる貴重な場でした。彼女たちの骨太な根性が入っているドラマがなくなるのは寂しいかぎりです」

 その歴史を振り返れば、シリーズ当初の60~70年代は文芸作品が多く、現在の淫靡なイメージとはかけ離れていたようだ。

 転機となったのが、86年に田中美佐子(55)主演で放送された「愛の嵐」に始まり、高木美保(53)を主演に迎えた、「華の嵐」(88年)、「夏の嵐」(89年)と続いた「嵐3部作」である。

 中でも、最高視聴率が19%にも及んだ「華の嵐」は爆発的ブームとなった。

 華族の娘として生まれ、「貴族としての誇り」と「身分違いの恋」に揺れる女の一生を描いた同作は女性の根強い支持を受けたのだ。中には会社のトイレにポータブルテレビを持ち込み、秘部を刺激しながらこっそり観賞するOLも現れたほどだという‥‥。当然、男性にとっても見どころ満載の作品だった。芸能ジャーナリストの佐々木博之氏が当時を振り返る。

「映画『Wの悲劇』(84年・東映)の濡れ場で高木が披露した凛とした背中は、今でも覚えています。その光景が頭の中にあるので、高慢ちきなお嬢様役は適役でしたね。男の間でも話題になっていましたよ」

 ドラマ評論家の上杉純也氏も同作に熱狂した一人だ。

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