これって睡眠障害? 過度な寝言は危険なの?

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あなたはパートナーの方や友人に寝言を言っていたと言われたことはありますか?誰でもたまに寝言を言うのは不思議なことではありませんが、中には診療を受けたほうがいい寝言があるのです。

今回はこの寝言について医師に解説していただきました。 どんな時に寝言を言ってしまうの? 通常は夢を見ていても、現実世界で言葉になることはないのですが、下記のような場合は、寝言として出てしまうことがあります。

・肉体的に強い疲労、ストレスを感じている。
・脳の中の言語中枢が覚醒している
問題のない寝言と病的な寝言の見分け方! 大きくわけると寝言には問題のなただの寝言と、病的なものがあります。

【問題のない寝言】
小さい頃から若い時期などに多く、成長していくと消えてしまうことが多いです。また、他に問題のないものは、声が小さく何をいってるか聞き取りにくかったり、その寝言が続く時間も短い傾向にあります。
これらが当てはまる場合は、あまり心配しなくても大丈夫といえます。

【病的な寝言】
一方で、熱の時に寝ながら叫んだり話したりする時は、熱せん妄などが起こっていることもあります。中年以降の男性に多い、睡眠時無呼吸症候群も寝言が症状の一つとしてでることがあります。これは、呼吸がとまったりいびきをかくのと同列で起こることが多い症状です。

またPTSDという、事件などで大きなストレスがかかった後でフラッシュバックなど、その体験が蘇る症状を起こすことがあり、この時もうなされるように寝言をいうことがあります。これらの病的な寝言は、治療が必要になることもあるので、受診されることが望ましいでしょう。 【医師からのアドバイス】 さて、寝言には答えてはいけないといういい伝えがあります。寝言に答えると寿命が短くなるとか…これは本当でしょうか?

もちろん、実際にそのようなことはありませんが、睡眠は日中の身体や脳の疲れを取るために大切なものです。寝言に答えると寝ている人の眠りが浅くなることによって、その人の疲れが取れにくくなるということはあるかもしれません。

自分や友達、パートナーの寝言がどのようなものか確かめてみるといいですね。

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