汗がくさい!それは運動不足が原因 (1/2ページ)
適度な運動は、体力づくりや腰痛、膝の痛み対策、ストレス緩和など健康面への良い影響があります。しかし、そういった効果を知っていても「汗をかくのが気持ち悪い」「汗をかくと臭くなりそうで心配」という理由で運動を敬遠しがちな人もいます。
しかし、実は運動を習慣化して汗を流す機会をつくったほうが、べたべたした気持ちの悪い汗や臭い汗をかいてしまう状態を予防できるのです。
サラサラの「良い汗」をかくためには、汗を出す汗腺の機能が低下していないことがポイントになります。体温が上がるとき、血液から水分・ミネラルが汗腺に取り込まれます。ミネラルは血中に再吸収されて、水分と少量の塩分が汗となりますが、汗腺の機能が低下しているとこの再吸収がうまくいきません。
すると、サラサラした汗にならず、皮膚にベタベタと残る汗となってしまいます。
サラサラの汗では、発汗後に皮膚の常在細菌が繁殖しにくい酸性に傾くため、細菌の繁殖によるニオイの発生が少なくなります。一方、ミネラルを含んだベタベタした汗は、蒸発しづらく皮膚では常在細菌の繁殖しやすいアルカリ性の状態に傾くことになります。
汗がベタベタして気持ち悪く感じ、雑菌の繁殖によってニオイの発生につながることがあるのです。
汗を出す汗腺には二種類あり、もともと汗の成分としてタンパク質や脂質、アンモニアなどが含まれるアポクリン腺からの発汗は、塩分を含まないため常在細菌も繁殖しやすいのですが、さらにニオイを強める要因となるのは、本来は無臭のエクリン腺からの発汗です。
脇の下や肛門周囲といった部分的に存在するのがアポクリン腺ですが、全身的に分布しているのが体温調整に関与しているエクリン腺です。日々さらされるストレスで自律神経系のバランスが乱れている人、エアコンで快適に温度調整された部屋で過ごすことが多い人は、体に備わる体温調整機能が低下しやすいため、汗腺の働きも衰えてしまうことがあります。