宇宙に未来に超能力に……傑作ばかりのおすすめSFマンガ10選 (1/3ページ)

SF(サイエンスフィクション)には、センス・オブ・ワンダーがなければ! といわれます。日本のSF小説の黎明(れいめい)期には「星新一」「小松左京」「筒井康隆」の三巨頭がけん引し、漫画界では「手塚治虫」の後、多くの漫画家がこれに続き、たくさんのSF漫画が描かれました。今回は、そんなSF漫画の傑作をご紹介します。
●『生物都市』諸星大二郎
1974年『週刊少年ジャンプ』の手塚賞を獲得した作品。木星のイオを探査した宇宙船が地球に戻ってくるのですが、その船は恐ろしい災厄(あるいは福音)を地球にもたらします。有機物、無機物が混ざり合い、溶け合っていき……というストーリーです。漫画だからこそできる表現はまさに圧巻で、今もその衝撃は薄れていません。
●『星を継ぐもの』星野之宣/原作:ジェイムズ・P・ホーガン
ジェイムズ・P・ホーガンのハードSFの名作小説を基に、SF漫画の第一人者・星野之宣先生が描いた作品です。月で人間の遺体が見つかるところから話が始まり、これが太陽系の謎、人類創世の秘密につながっていくのです。全4巻ですが、圧巻は原作にない「もし月がなかったら地球の環境はどうなり、またどのような生物が生存できたか」というシミュレーション(2巻に登場)。SFの古典的傑作を星野先生が見事に現在によみがえらせています。
●『ベムハンター・ソード』星野之宣
宇宙生物(ベム)を捕獲する商売を行っている「ソード」の活躍を描く漫画です。それぞれの星の環境に適応した宇宙生物が、いかにもリアルに、本当に存在するかのように描かれている点はさすがです。星野之宣先生は現在『ビッグコミック』で『レインマン』を連載中。こちらは超常現象、オカルトを科学的なアプローチで解明しようという、恐らく日本初のデバンカー漫画です。