ボケとツッコミはある? 意外と知らないアメリカの漫才の形式について (3/3ページ)
■今アメリカで人気のある芸人さん!
ちなみに、今アメリカでバリバリはやっているスタンドアップ・コメディアンは、
ケビン・ハート(Kevin Hart)
アジズ・アンサリ(Aziz Ansari)
クリス・デリア(Chris D'Elia)
などです。
一人でステージをしゃべり通す、大変にパワフルなお笑いなのですが、アボット・アンド・コステロなどの時代のお笑いと違い、今の若い人たちの間で人気のこれらの芸人さんの場合は、かなり過激で、お下品なネタが多いようです。テレビなら「ピー」が入りまくる4文字単語が頻発します。
しかし、アメリカのお笑いの伝統をしっかりと守っていて、徹底的な「客いじり」によって客席と一体になります。また、お客さんのノリがいいのも、アメリカならではです。
もう一つの特徴は、こちらもアメリカならではのものですが、アフリカ系やその他のマイノリティーの芸人による、逆差別ネタや自虐ネタです。
両親がインドからの移民というアジズ・アンサリは、あるライブの冒頭にこう言いました。「写真撮影は気が散るからお断りなんだけど、今、ジョークを言ってる途中のような格好をするから、写真を撮りたいヤツは今撮ってくれ」と。
そして、客席の男性を立たせて、自分に何か文句を言っているような格好をしろと命じます。男性も即座に応じてポーズを取ります。そしてこう言うのです。「ヤツは、白人のほうが優れてるんだぞ! と叫んだんだ」と。そして会場は大爆笑となります。
彼らのショーはYouTubeなどでも見られるので、興味のある方はぜひどうぞ!
(金だらい@dcp)