ボケとツッコミはある? 意外と知らないアメリカの漫才の形式について (2/3ページ)

学生の窓口

ルイスとマーティンのコンビは「底抜けシリーズ」という映画も多く制作し、日本でも公開されているので、DVDなどで今でも見ることができます。

■アボット・アンド・コステロの漫才「ベースボール」

アボット・アンド・コステロの「ベースボール」(Who's on first?)というネタを紹介してみましょう。野球チームを作ろうというアボットの提案で野球を始めるのですが、監督役のアボットがこう言います。

アボット「ファーストはフー、セカンドはワット、サードはアイドントノーだ」

するとバットを持ったコステロはこう聞き返します。

コステロ「え、誰が誰だって? 名前を教えてくれよ」

アボット「ファーストがフー、セカンドがワット、サードがアイドントノーだって」

コステロ「だから、ファーストは誰だって?」

アボット「フー」

コステロ「ファーストだよ」

アボット「フー」

コステロ「こっちが聞いてるんだよ! ファーストの名前は何だ!(What's the name of the guy on the first?)」とキレます。

アボット「いや、ワットはセカンドだ」

コステロ「じゃあセカンドは誰(Who)なんだ?」

アボット「フーはファーストだよ(who is the first)」

コステロ「知らないよ(I don't know)」

アボット「アイドントノーはサードだってば」とこれを繰り返すという漫才です。

Who(誰)、What(何)、I don't know(知らない)という名前の選手たちという設定です。日本でいえば『中田ダイマル・ラケット』や『夢路いとし・喜味こいし』のような雰囲気です。非常にお馬鹿な内容ながら、上品なお笑いといえるでしょう。

現在ではこのように二人組の漫才はほとんど見られなくなってしまいました。

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