「紙パック式掃除機」の復権、今も根強い人気のワケ (2/2ページ)

FUTURUS

それは本当だろうか?

掃除機の紙パックの値段はいろいろだが、安いものでは1枚あたり100円といった程度の製品もある。Amazonで探してみたら、何と10枚入りで268円というものもあった。

10枚もあれば、こまめに取り替えたとしても1年以上はもつ。

1年で数百円の出費を、負担と考えるかどうかは人によるかもしれないが、少なくとも筆者はそのくらいならあまり気にならない。

それに紙パック式のメカニズムは非常に単純だ。外蓋を開けて新しいパックを差し込めばいい。フィルターとダストボックスの役割はすべてパックが行っているから、基本はメンテナンスフリーだ。

一方でサイクロン式は、定期的な製品の清掃が必要になってくる。エアコンの室内機のように、フィルターやその周辺部分には必ず埃が溜まる。それをユーザーの手で分解して綺麗にしなければならない。

中には「この部分は専用のブラシで清掃してください」という製品もあるから、そういう意味でサイクロン式は面倒くさいと感じているユーザーがいるのも事実だ。

一つ言えるのは、サイクロン式は紙パック式を完全に凌駕してはいないということだ。

■ 難攻不落のアドバンテージ

紙パック式掃除機の製造で存在感を発揮しているメーカーは、やはりパナソニックである。

このメーカーはサイクロン式の製品も投入しているが、どうやら紙パック式に対して何かしらの愛着というか、どことないこだわりを持っているようにも思える。

現にパナソニックは先ごろ、業界初の紙パック式ふとん掃除機を市場に投入した。

source:http://news.panasonic.com/

室内掃除機よりも遥かに小型のふとん掃除機は、そのほとんどが固定のダストボックス式である。

そこを敢えて紙パック式にした理由は、パナソニックのプレスリリースによると「ゴミを捨てる際に埃やハウスダストをほとんど出さないから」だそうだ。

この点はもちろん、室内掃除機にも言えることだ。

極力手を汚さない清潔さと構造の簡単さが、紙パック式のアドバンテージとして存在し、それは今後しばらく覆されることはないだろう。

【参考・画像】

※ 当社独自の「ハウスダスト発見センサー」と業界初「紙パック式」を採用 ふとん掃除機 MC-DF500G を発売 – パナソニック

※ KPG_Payless / Shutterstock

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