「科学的に正しいかどうか」は「美しいかどうか」で決まっていた これは本当? それともウソ? (1/2ページ)

新刊JP

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 突然ですが、次の3つのことはすべて本当だと思います?

「アフリカで文明が発達しなかったのはシマウマの気性が荒かったから」
「宗教改革が起きたのはローマ教皇庁のイカサマが原因」
「科学的に正しいかどうかは、美しいかどうかで決まってしまう」

 では、一つ一つ詳しく見ていきましょう。

●「アフリカで文明が発達しなかったのはシマウマの気性が荒かったから」
 現在もなお世界を牽引している欧米諸国では、ウマが活躍したことも大きいとされています。馬車などによる移動手段として、農耕用として、食用として、ウマは文明の前進に大きく貢献してきました。
 一方でアフリカにいたシマウマは、動物の中でもトップクラスに扱いにくい非常に臆病な動物です。そのため、人間が扱うことができなかったのです。これが欧米とアフリカの文明に差をつけてしまった大きな要因の一つになった、というわけです。

●「宗教改革が起きたのはローマ教皇庁のイカサマが原因」
 十字軍遠征の失敗などで権威が失墜したローマ教皇庁は、資金調達のために新たな手口をとります。贖宥状(免罪符)の発行です。「免罪符を買えば、神様が罪を許してくれますよ!」と呼びかけたのです。しかし、すぐさま、そんなイカサマに反抗した者たちが現れます。それが、ルター、カルヴァンなど宗教改革で有名とされる人たちだったのです。

●「科学的に正しいかどうかは、美しいかどうかで決まってしまう」
 これは科学史にまつわるエピソードです。地球が不動で空が動くという天動説を否定し、現在正しいとされる地動説を唱えたのはコペルニクス。彼が地動説に至った最大の要因は、「地動説が美しかったから」です。
 地球以外の星が複雑な動きをする天動説に比べ、惑星が太陽を中心に楕円運動する地動説は非常にシンプルです。実はコペルニクスは科学者であると同時に、敬虔な宗教家であったため、「神様が複雑な世界を作るわけがない。地動説のようなシンプルで美しい世界を創造されたに決まっている!」とし、地動説を唱えたのです。

 実は3つともすべて本当なのです。

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