合羽橋のプロに聞いた! いいフライパンってどんなもの? 選び方は? (3/3ページ)

学生の窓口

スポンジを買うときには、研磨粒子が入っていないことを確認してください。

そもそもフッ素加工は実は水に弱いのです。フッ素を塗布された表面は「多孔質」のもので、穴がたくさんあって、これが摩擦を軽減しているのですが、ここに水がたまりやすくなっています。水が入り込み、ここからフライパンを浸食し、フッ素加工が剝がれやすいのです。フライパンで、フッ素加工が剝がれるのは多くの場合「水」のせいです。

――フッ素加工されたフライパンはどのくらい使えるものなのでしょうか。

飯田専務 フライパンのグレードにもよりますが、正しい使い方をすれば5年くらい使えます。中には10年以上使えるというフライパンもあります。上のような点に注意しないとその寿命はもっと短くなります。

――他にも注意点はありますか?

飯田専務 最近では、

●油を使わないでもいいフライパン

●金属ヘラが使えるフライパン

といった製品がありますが、これにも注意が必要です。正確に言えば、

●油を使わなくてもいいけど、その場合すぐに傷む

●金属ヘラを使ってもいいけど、その場合すぐに傷む

なのです。調理の際に引く「油」には、「表面温度を調節する」という役割があるのです。油を引かないとフライパンは傷みます。

金属ヘラを使えるとうたっているフライパンは「ダイヤモンドコート フライパン」といった名前です。これは、人工ダイヤモンドの粒子を混ぜ込んで強くしています。ただ、どんなに硬くしても、フッ素加工の層は薄いので無理があります。ですから、やはり金属ヘラは使わない方がいいでしょう。

――これからフライパンを購入しようという人にアドバイスをお願いいたします。

飯田専務 フライパンに限りませんが、調理道具というのは手の一部だと思います。使っているとどんどん手になじんでくるものです。でも、やっと手になじんできたなと思ったら寿命がきた、なんてことになると悲しいですよね。

ですから、やはり長く使えるものを選ぶようにしていただきたいと思います。そして、長く使えるように手入れを怠らないようにしてください。ちゃんとした製品にちゃんとした手入れをすると長く使えますから。

また、フッ素加工のフライパンをお使いの人が多いですが、できれば「鉄」「銅」など「素材もの」のフライパンを試してみていただきたいですね。本当に一生使えるフライパンになりますよ。

――ありがとうございました。

皆さんもぜひ、飯田専務のアドバイスを参考に「自分に合ったいいフライパン」を購入してください。きちんとした手入れを忘れずに!ですよ。

⇒『飯田屋』公式サイト

http://www.kappa-iida.com/

(高橋モータース@dcp)

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