「死」を想像することで、生きる意味を見つける「体験」をしてほしい 川村元気インタビュー(2) (3/3ページ)
川村:「これを伝えたい」というようなことは特にないのですが、一つ言えるのは「人は死ぬことからは絶対に逃れられない」ということです。
生きている人全員が死を背負っているわけで、それを意識することで「誰を大事にすべきか」とか「何を今やるべきか」とか、色々なことの優先順位がはっきりするのではないかと思いました。何が大事かというのはもちろん人それぞれでいいのですが、読むことで「自分にとって大事な物事」を自分に照らし合わせて見つけていくような小説、読む人の想像力が物語を補完するような小説になったらおもしろいとは思っていましたね。
だから、作品を通じて何かを伝えるというよりも、「死」を想像することで、生きる意味を見つける「体験」をしてほしい、というのが意図としてはあります。
第三回 小説で得た経験が活きた映画「バクマン。」 につづく
(新刊JP編集部)