北朝鮮、若者に金正恩の”覇気ヘア強要”をウラ読み|プチ鹿島コラム

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アノ気になる髪型は「覇気ヘア」と呼ばれていた!(朝鮮中央通信より)
アノ気になる髪型は「覇気ヘア」と呼ばれていた!(朝鮮中央通信より)

 これだけ情報公開とか透明性が重視される時代になると、逆に情報が公開されないことで注目を集めてしまう場合もある。国ぐるみで該当するのが北朝鮮ではないだろうか? こんなに「ご近所」なのにいったいどうなっているのかわからない。出てくる情報は、信じるか信じないかはあなた次第的な「都市伝説国家」となりつつある。

アノ気になる髪型は「覇気ヘア」と呼ばれていた!

 ホントのところは誰もわからないからこそ、専門家はウオッチのし甲斐があるのだろう。ますます気になってしまう国。私が最近気になったのはこの「ニュース」である。

『北朝鮮、若者に金正恩・李雪主夫妻のヘアスタイルを強要』(朝鮮日報日本語版11月25日)
《北朝鮮では大学生や中学・高校の生徒といった若者に対し、短いヘアスタイルを強要し厳しい取締りを行っていることがわかった。》

《とりわけ若い男性には、朝鮮労働党の金正恩(キム・ジョンウン)第1書記のようないわゆる「覇気ヘア」と呼ばれるヘアスタイルが強要されているという。横と後ろは非常に短く切り落とし、前と上だけを残すヘアスタイルだ。》

《一方で若い女性は金正恩氏夫人の李雪主(イ・ソルジュ)氏のようなおかっぱに近いヘアスタイルをしなければならないという。》

 本当か。というか、あの頭は「覇気ヘア」というのか。そうえいば「金正恩と髪型」については今年2月に『金正恩氏がヘアスタイルを一新』というニュースが話題になった。CNNが「角刈り風のシビアなスタイルへと一新。眉毛も短くカット」と伝えたほど(2月20日)。写真をみたら斬新な台形のような頭だった。そして今回またしてもヘアスタイル報道である。どうしてそこまで見かけにこだわるのか。

 ひとつの見立てをするならば、金正恩は父親(金正日)が亡くなったことで若くして急にトップに立った。その力は未知数。唯一の説得力は「おじいちゃん(金日成)をほうふつとさせるルックス」だと報道された。つまりルックスにはこだわらざるを得ない。ある意味アイドルのような宿命なのかもしれない。

 その点、最近明らかに太りすぎであれも大事なルックス問題だと思うのだが、髪型だけに集中させればよいと考えているのではないか。自分だけぜいたくしてるから太るなんて言わせない。太れば太るほど、髪型だけに注目させたい。でも、丸見えだと誰か教えてあげてほしい。

著者プロフィール

putikashima

お笑い芸人(オフィス北野所属)

プチ鹿島

時事ネタと見立てを得意とするお笑い芸人。「東京ポッド許可局」、「荒川強啓ディ・キャッチ!」(ともにTBSラジオ)、「キックス」(YBSラジオ)、「午後まり」(NHKラジオ第一)出演中。近著に「教養としてのプロレス」(双葉新書)。

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