【研究結果】なぜ笑う? チンパンジーの笑顔の意味とは (2/2ページ)

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1歳以上になると「くすぐり」と「笑い」が連動するようになり、

 ・笑いながら避けようとする

 ・本気で逃げるわけではない

と、くすぐったいからではなく、これが「遊び」だと理解しているから笑うのです。逆に、くすぐってもリアクションがなければ「遊び相手」と認められていない証拠。本気でイヤがられないうちに止めておきましょう。

■「嘲笑」するのは人間だけ

これは幼児と霊長類の行動パターンが「同じ」意味なのでしょうか? 遊ぶ、楽しいに関してはYesですが決定的な違いがひとつ。チンパンジーは「自分」のためにしか笑いません。

2歳を過ぎたぐらいが一般的でしょうか、人間の場合は「おどける」という行動がみられるようになります。これは相手を「笑わせる」、相手の笑いを誘うことで喜びを感じるなど「高度な笑い」と表現できます。この行動はチンパンジーにはなく、つられて笑う「共有」もありません。

また、「あざけ笑い」「笑われてアタマにきた」も人間にしかみられず、霊長類にはない行動として挙げられています。これは「おどけ」よりもさらに複雑で、自分が失敗した、真剣にやっているのにバカにされたなど状況分析が必要なので、幸か不幸か人間固有の現象なのです。

コミュニケーションの手段や遊びの合図など、好ましいサインが災いのもとになるのも進化の証拠でしょうか。お酒の席では「なに笑ってるんだよ!」的にケンカが始まるパターンが多いので、くれぐれもご注意を。

■まとめ

 ・ヒトのように「笑う」のは霊長類だけ

 ・赤ちゃんや幼児がくすぐられて笑うのは「遊び」のサイン

 ・「嘲笑」や「笑われてアタマにきた」は人間固有の「笑い」

(関口 寿/ガリレオワークス)

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