【冴え女シリーズ(8)】[女性小説家と男性編集者の場合]第9話(前半)「誤解しているからです」
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【冴え女シリーズ(8)】[- 女性小説家と男性編集者の場合 -]
■作品概要
若い世代に絶大な人気を誇る純愛小説家「唯ヶ浜栞」。その実態は山田典子というありきたりな名前な上にだらしない。恋愛小説を書いているも恋愛経験は無し。ある日、編集者の「樹」が「典子」の部屋にやってくる。しかし、あまりの部屋の汚さに打ち合わせは中止。急遽、2人で部屋の片付けをする事に・・・。
●第9話(前半)「誤解しているからです」
山田「本の位置ならだいたいおぼえているんですが、掃除機なんてここ数年使った記憶がないもので」
藤沢「はぁ・・・押入れですね」
藤沢「うわっ、なんですかこのダンボールの数は?」
山田「先ほど言った、もう内容を頭に入れてしまった本たちです」
藤沢「まさかこんなにあるとは」
山田「本への出費は惜しみませんから」
藤沢「しかもご丁寧にジャンル別でダンボールにメモ書きまで」
山田「だって読み返したくなった時にどのダンボールに入ってるかわからなくなっちゃうじゃないですか」
藤沢「だからなんで、その几帳面さを本以外のところにも向けられないんですか?」
山田「私にも良くわかりません」
藤沢「まったく・・・で、肝心の掃除機が見たらないんですが」
山田「たぶん先月ダンボールにまとめた本をしまう時に奥の空いてるスペースで見かけたような」
藤沢「こっちの方ですか?」
山田「そのダンボールの裏とかにないですか?」
藤沢「よっと・・・あ、ありましたね」
山田「おぉ、私が覚えているなんてすごいですね」
藤沢「いえ、そんなドヤ顔でいわないでください・・・で、掃除機があったのは良いんですが」
山田「はい?」
藤沢「箱に入ってますね」
山田「そうですね」
藤沢「使った掃除機を先生がわざわざ箱に戻すなんて几帳面なことしませんよね?」
山田「まぁそうですね」
藤沢「つまり・・・今まで一回も掃除機使ってなかったってことですか!?」
山田「ん~・・・そうなりますかね」
藤沢「ちなみにこの家に住んで何年になりますか?」
山田「え~っと・・・今年で5年目ですね」
藤沢「よくまぁこんなゴミ屋敷で生活できてましたね」
山田「自分でも驚きです!」
藤沢「・・・あとで一回殴らせてください」
山田「え、な、なんでですか!?」
藤沢「ちょっと頭にきたので」
山田「や、やめてくださいよ」
藤沢「さて、ではこの新品の掃除機で床を綺麗にしましょうか」
山田「あ、じゃあ私、藤沢さんが掃除機かけてる間にコンビニで飲み物買ってきますよ」
藤沢「いえ、お気遣いなく・・・ではないですね。そういうところ以外で気を遣ってください」
山田「な、何ですか!そういうところ以外って」
藤沢「例えば、客人に部屋を片付けさせないとか」
山田「だからそのお詫びに飲み物買ってくるって言ってるんじゃないですか」
藤沢「別に喉もそんなに渇いていないので」
【冴え女シリーズ(8)】[- 女性小説家と男性編集者の場合 -]第9話(後半)へ続く
●出演キャラクター
藤沢樹(ふじさわいつき)26歳:編集者
山田典子(やまだのりこ)29歳:作家
●声優および制作クリエイター
シナリオ:西尾優一
イラスト:三月涼
男性声優:柊唯也
女性声優:加藤みずき
●アプリ概要
様々なシチュエーション、たくさんのイケメン&イケボ男性との1時間のオリジナルラブストーリー(ボイス&アニメーションドラマ)を集めた、女子のための図書館、もしくは映画館のようなラブドラマアニメーションアプリです。
●アプリダウンロード
App store
https://itunes.apple.com/jp/app/id984016474