【冴え女シリーズ(8)】[女性小説家と男性編集者の場合]第9話(後半)「誤解しているからです」 (2/3ページ)
●第9話(後半)「誤解しているからです」
藤沢「別に喉もそんなに渇いていないので」
山田「も、もー!じゃあ私の分だけ買ってきちゃいますからね」
藤沢「あ、先生」
山田「なんですか!」
藤沢「どうせ外に行くなら玄関のゴミ袋をいくつか出してきてください」
山田「・・・わかりました」
藤沢「では、始めて行きましょうか」
藤沢「はぁ~、やっぱりかなり埃が溜まってますね・・・これは帰ったら靴下も捨てなきゃダメそうですね・・・床が終わったら後は・・・ベッドの周りと机の上と・・・あとはキッチン周りもやらないと・・・お風呂場やトイレは・・・いや、トイレはヴィネックスの方が行く可能性がありますね・・・ふぅ・・・今日中に終われば良いんですけど・・・」
藤沢「ん?・・・ベッドの下に何か?・・・これは本・・・いや日記と手書きの小説?」
藤沢「まだ、ベッドの下にあるみたいですね・・・5冊も・・・まったくみられたくない本をベッドの下に隠すって中学生ですか・・・7年前の日付ということは、先生が学生の頃のものですか・・・まぁ、人の日記を見るのは失礼ですし、とりあえずまとめて机の上にでも・・・」
藤沢「おっと・・・ん?・・・これは・・・っ!?・・・やっぱり先生は・・・」
藤沢「先生」
山田「なに・・・やってるんですか?」
藤沢「あ、いえこれは」
山田「人の日記を読むなんて最低です!」
藤沢「聞いてください先生」
山田「聞きたくありません!」
藤沢「先生!」
山田「藤沢さんは・・・厳しくて口も悪いですけど・・・こんなことする人だとは思ってませんでした」
藤沢「先生・・・」
山田「もう・・・帰ってください。