環状交差点が普及するヨーロッパと、これから普及する日本の未来 (1/2ページ)

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環状交差点が普及するヨーロッパと、これから普及する日本の未来

source:https://pixta.jp/

環状交差点(ラウンド・アバウト)をご存知だろうか。

ヨーロッパを中心に普及している、信号のない交差点で、昨年から日本でも本格的に導入されたものだ。

とはいえ、まだまだ見慣れた存在とは言いがたく、環状交差点のメリット・デメリットについて触れ、欧米との意識差も比較してみたい。

■ 環状交差点のメリット・デメリット

2011年の東日本大震災で問題となったことのひとつに、停電時の道路交通が挙げられる。

停電することで、地域すべての交差点の信号までブラックアウト、事故が多発することや、事故防止のために極端に速度低下、一時停止することで円滑な交通が妨げられてしまう。

環状交差点が着目されたのは、信号不要、停電時でも普段通りに機能することだ。

一方で、懸念材料としては日本では馴染みがないことで運転者が混乱したり、歩行者が渡りにくいといったことがあった。

試験導入期間を経て大きな問題がなかったことから、環状交差点は15都道府県、49箇所に導入されている。


■ 混乱なし、大事故なし

導入した49箇所の環状交差点で、10月末までに起きた人身事故は5件、5名が負傷したが死亡・重傷事故はなかった。

また、1年以上経過した36箇所に限ると4件となり、導入以前の平均事故件数4.7件よりも減少している。

統計的にいうとまだサンプル数が少ないため、現時点で結論を出すのは早計ではあるが、概ね良好な結果といえよう。

特に、直進であっても環状にそってスピードを落として交差点を通過するため、スピードの出し過ぎによる重傷・死亡事故といったものを、抑制できる効果は認められそうだ。

この結果を踏まえ、警察庁では適切な場所への拡大採用を進めるという。

■ ヨーロッパとの風土・意識の違い

ヨーロッパでは広く採用されている環状交差点、日本でもそのような風景が広がるのだろうか。その点については、いささか疑問が残る。

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