紅白歌合戦“ドラマチック歌姫”の60年史!【<07年第58回>「友達の詩」中村中】 (2/2ページ)

アサ芸プラス

──中村中のエピソードはきちんと紹介すべきだという瞬時の判断ですね。

中村 はい、中居さんにも、最終的にはNHKさんにも性同一性障害に対する理解を感じました。あのまま紹介VTRがなく歌に入ったら、同じような事情を持つ人たちが悲しんだかもしれない‥‥。

──紅白で歌っての反響はどうでしたか?

中村 私の尊敬するゲイの方がいらっしゃるんですが、それまで親にもカミングアウトできていなかったと。あの日、一緒に紅白を観ていて、親御さんから「ひょっとして、この人と同じなのか?」と聞かれ、初めて打ち明けられたそうです。

──広いステージでの歌い心地も格別だったと思います。

中村 新人では異例なのですが、私のバンドを率いての生演奏だったんですよ。セットチェンジにも時間がかかるのに、それをOKしてくれたNHKさん、当時のレーベルのエイベックスさん、そして、当時の所属事務所にも感謝しています。

──紅白の長い歴史の中でも、紹介VTRからの流れを含めて「名場面」にカウントされています。

「紅白歌合戦“ドラマチック歌姫”の60年史!【<07年第58回>「友達の詩」中村中】」のページです。デイリーニュースオンラインは、友達の詩中村中週刊アサヒ芸能 2015年 12/10号紅白歌合戦性同一性障害エンタメなどの最新ニュースを毎日配信しています。
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