天才テリー伊藤対談「小間千代」(2)家族はいつ頃から安心してくれた? (2/2ページ)
テリー え、認めてくれなかったの?
小間 いえ、実はおばあちゃんには、この仕事をしていることをずっと言えなかったんですよ。
テリー そうだよなぁ、孫が心配で、心労がたたって死んじゃうかもな。
小間 家族からも、そう言われました(笑)。だから黙ってたんですけど、去年の4月に「アウト×デラックス」というバラエティ番組のレギュラーが決まったところで、やっと言えて。すごく喜んでくれて、うれしかったですね。
テリー これも兄貴のファインプレーのおかげだな。
小間 兄はネットで常に私の情報を見てくれてるらしくて、何か見つけるたびに家族に教えてるみたいで。
テリー しかし、ずいぶんヒマな兄貴だね(笑)。
小間 実は今、漫画家を目指しているんです。まだまだ芽が出ないので、やっぱり母から「早く就職して」って言われていますね。
テリー お母さんの気持ちはよくわかるけど、そう言われていたキミがブレイクしたんだから、もう簡単に「可能性がない」とは言えないよな(笑)。そういえば、お父さんの話が出ないけど。
小間 実は、私が中3の時に離婚していまして。
テリー そうか。じゃあ、お母さんは女手一つであなたを育ててくれたんだ。
小間 そうなんです。そんな働きづめの母を助けるために、その頃高校生だった兄や姉も働いて、私も高校卒業と同時にすぐバイトを始めました。
テリー 家が貧乏って、そういうことだったのか、偉いなぁ。