【冴え女シリーズ(8)】[女性小説家と男性編集者の場合]第10話(後半)「それはなぜですか?」 (1/3ページ)

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【冴え女シリーズ(8)】[- 女性小説家と男性編集者の場合 -]

■作品概要
若い世代に絶大な人気を誇る純愛小説家「唯ヶ浜栞」。その実態は山田典子というありきたりな名前な上にだらしない。恋愛小説を書いているも恋愛経験は無し。ある日、編集者の「樹」が「典子」の部屋にやってくる。しかし、あまりの部屋の汚さに打ち合わせは中止。急遽、2人で部屋の片付けをする事に・・・。


●第10話(後半)「それはなぜですか?」


藤沢「典子さん!」

山田「・・・わかった。でもきっと真実は何も変わらない・・・あなたのお姉さんが私を裏切ったという事実は」

藤沢「姉が、裏切った?」

山田「そう・・・どこから話しましょうか?そうですね・・・じゃあ大学4年の秋から話し始めましょうか。4年生の夏休みが開けた頃、私たちは大学主催のコンクールに向けて小説を書き始めていました」

藤沢「確か入賞すると出版社に推薦されるんですよね?」

山田「そうです。そこで賞を獲って実際にプロの小説家になる人も少なくありません」

藤沢「典子さんもやはりプロを目指して?」

山田「私も加奈ちゃんも本気で小説家を目指していましたから、そこで賞を獲って出版社と契約するのを目標にしていました」

藤沢「その時はまだ仲が良かったんですね」

山田「その時はまだ何も・・・。

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