朝食だけじゃなかった!1日の「食事の質」が子どもの成績に関係すると判明 (1/2ページ)
子どもに食事をきちんと食べさせていると自信を持って言えますか? 朝食を抜くことが、健康に良くないということは以前から言われていますが、実はさらに1日の食事の質が成績にまで影響するということが科学的に証明されました。
今日は『グローバル社会に生きるこどものための-6歳までに身に付けさせたい-しつけと習慣』の著者で、日本と欧米の優れた点を取り入れたしつけを提唱している平川裕貴が、イギリスの研究発表から“食事の質の重要性”をお話します。
■食事の「質」が子どもの成績に影響を与える!?
英国カーディフ大学では、100以上の小学校から9~11歳の生徒5,000 人を対象に、24時間に摂取した食事を調べました。その結果、朝食に摂取する健康的な食品数、その日のおやつ、果物、野菜などの数を含めた食事の質は、すべて成績と密接につながっていたということです。
研究では、特に朝食に重点を置いて分析していますが、朝食の量および質と、6~18カ月後の成績を調査した結果、平均以上の成績を取る確率が、朝食を食べていない生徒に比べて、朝食を食べた生徒は2倍であったと言います。ただし、朝食を食べたと言ってもお菓子やポテトチップスなどの不健康な食品は、成績にはつながりませんでした。
■朝食を抜くのがダメな2つの理由
今回の研究は小学生を対象に行われていますので、成績という目に見える形で結果を知ることができました。まずはなぜ朝食を食べるか食べないかで、成績が変わってくるのでしょうか?
(1)身体がしっかり目覚めない
人間の身体には一定のリズムがあります。朝起きて朝食を食べると、脳は「朝だ!活動期だ」としっかり認識するわけです。ところが、朝食を食べないと身体も脳も中途半端にしか目覚めません。
(2)体温が上がらずエネルギー不足になる
朝起きた時は、前日の夕食から10時間以上は経っているのですから、当然お腹は空いているはず。言ってみればガソリンが空っぽの状態で体温も下がっています。朝食を食べると胃が活発に働き栄養が体に行きわたり体温が上がります。そうするとエネルギーが湧いてきて脳も活発に働き始めるのです。