落語経験3年未満で全国優勝! 学生落語日本一の大阪大学の寿山安紀さん(銀杏亭福豆)に話を聞いてみた! (2/3ページ)

学生の窓口

落語のけいこというと、師匠と弟子が一対一で行うイメージがありますが。

寿山さん そうですね。大学によってけいこのスタイルはいろいろなんです。師弟関係があったりして一対一で見てもらうところもあるし、大勢で一人のネタを講評するところもあるみたいです。いわれてみると「二対一」というのは珍しいかもしれませんね。多くの人に見てもらって批評された方がけいこになるという理由で、先輩二人に見てもらうのですが。

――落研のけいこのスタイルが大学によって違うとは知りませんでした。

寿山さん うち(大阪大学 落語研究部)では自分のやりたいネタごとに先輩を変えて見てもらうようになっています。

――好きな落語家さんはいらっしゃいますか?

寿山さん 桂文珍師匠、桂南天師匠、桂紅雀師匠などです。南天師匠、紅雀師匠の高座はよく聞きに行きます。落語は「好き」というのが難しいです。「この人のこのはなしが好き」というふうになりますので。

――では、一番好きな演目は……。

寿山さん 文珍師匠の『不動坊』です。


――寿山さんは何本ぐらいネタをお持ちですか?

寿山さん 9本です。うちの落研では、通常、1年生のときに4本、2年生の時に3本の、計7本のネタを下ろす、つまり、けいこして部の寄席で実際にやります。3年生の間は原則ネタ下ろしはないのですが、私は欲張ってもう2本下ろしました。

――寿山さんが得意なネタを教えてください。

寿山さん 得意というより好きなネタになりますが……『船弁慶』は好きですね。けっこう長くて30分を超える大ネタですが、強烈な奥さんが出てきたり、季節の情景があったりと、やりたいことが全部入っている噺なのです。

お客さんにウケるネタという意味で好きなのは『千早ふる(ちはやふる)』『いらち俥(ぐるま)』。『書割盗人(かきわりぬすっと)』『松山鏡(まつやまかがみ)』も好きですし。

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