NagisaがiOSから追放、アプリベンダーに問われるモラルと依存的ビジネス戦略の怖さ (1/2ページ)
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思わずフォルクスワーゲンの不正ソフト問題を連想させる出来事が、App Store、それもここ日本で起きていた。
『49人目の少女』や『マンガ無双』、『マンガ姫』など数々のアプリで人気を博していた株式会社Nagisaのアカウントが、10月7日にApp Storeから削除されたのだ。
特定のアプリではなく“アカウントごと”である。
そして12月11日には、サービス終了の発表が行われた。
いったい何が起きていたのか。その説明が14日に同社公式サイトに掲載された。
■ アカウント停止に至った3つの原因
どうやら同社は、App Storeの審査時とは異なるアプリを配信し、それが削除されると再び審査用アプリで審査を通過する、といったことを繰り返した用だ。
その結果として、アカウント自体が停止され、全てのアプリが配信できない事態に追い込まれた。
詳細は、同社サイトの12月14日付けのニュースリリースで説明されている。
そこではアカウント停止の原因は以下の3つであったと説明されている。
■1:一般漫画作品の一部にある性的描写での規約違反
■2: 既存アプリのアップデート未対応による広告SDKでの規約違反
■3:コンテンツの開発環境と本番環境の出し分け
それぞれ紐解いてみよう。
■1:一般漫画作品の一部にある性的描写での規約違反
漫画内の性描写が規約違反だったと言うことだろう。Appleから指摘されて該当箇所の白塗り修正を進めていたが、人員不足で対応が間に合わなかったという。
同社はアダルト作品を掲載していないと言っているので、一般漫画中に規約違反の描写があったということになる。
■2: 既存アプリのアップデート未対応による広告SDKでの規約違反
同社が、過去3年間で提供した100個以上のアプリに、広告の実装部分に規約違反があったということだ。