世界初の「ドローン救援隊」、クラウドファンディングで始動 (1/2ページ)

このところ何かと話題なのがドローン。もともとは自律作動する機器の総称だが、最近はプログラムによって自律飛行する無人飛行機を指すことが多い。さらにはそこから意味が広がって、遠隔操縦する飛行機(いわゆるラジコン飛行機)もドローンと呼ばれるようになっている。
いずれにせよ、「こんなことにも、あんなことにも使えるかもしれない」「面白いから飛ばしてみたい」「でもちょっと迷惑なんじゃない?」「テロに使われたらどうするんだ!」「こういう場合の規制はどうなってるんだ」などなど、賛否両論入り乱れた状態だが……。
このドローンを災害時の救援活動に有効活用する、そんな"ドローンによる救援隊"を立ち上げようという活動が始まっている。その名も「DRONE BIRD(ドローン・バード)」、活動の中心となっているのは青山学院大学のメディア/空間情報クラスター教授、古橋大地氏だ。
もちろん空撮は、もともとドローンの主な用途のひとつとされてきたことだし、被災地での活用も今に始まったことではない。しかし、「DRONE BIRD」は、専門の組織(災害ドローン救援隊)としてそれを立ち上げ、いざというときに真っ先に現地に駆けつけ、活動を行う態勢を整えておくというところに新しさがある。
もともと、古橋氏は大学で衛星リモートセンシング、地理情報システムを学び、その後、GIS(地理情報システム)を活用したコンサルティングを行う会社を経営。世界中のボランティアが参加する地図作成プロジェクト「オープンストリートマップ」にも参加し、2010年1月のハイチ地震、2011年3月の東日本大震災、2015年4月のネパール地震など多くの災害において、救援活動に必要な被災地地図作成に直接間接にかかわってきた。
東日本大震災の折にも、特にリアス式海岸で区切られた小集落は交通も情報も分断され、大きな困難を味わった。「いつ、どこから助けが来るのか」「どこに向かえば安全なのか」「救援物資運搬ルートは確保できるのか」――。