【新宿駅痴漢冤罪事件】被疑者が自殺...裁判が進むなか警察の矛盾点が浮上 (2/4ページ)
原田さんの死後2日後(09年12月14日)には、相互暴行事件は刑事課、迷惑防止条例違反事件は生活安全課の管轄だが、両課による「特命捜査本部」が設置された(被告側の東京都や新宿署長、捜査の指揮にあたった警部補は、この名称の捜査本部の存在を認めていない)。死後にJRから提出された防犯カメラの映像には原田さんが痴漢するシーンはない。
防犯カメラ映像について、新宿署長(当時)はこう証言した。
原告代理人 防犯カメラ映像は、どの課で見ている?
新宿署長(当時) 聞かれてもわかりません。報告も受けていない。解析をした写真を見せていただいた。
また、映像を見たと思われる生活安全課長(当時)は、映像からは原田さんが痴漢と断定できないと証言した。
原告代理人 見た映像から、原田さんが痴漢と断定する映像?
生活安全課長(当時) 断定できる映像はない
原告代理人 触っている映像は?
生活安全課長(当時) ない
これまでの証言などで、刑事課のM警部補が特命捜査本部の捜査主任だということがわかっている。しかし、M警部補は防犯カメラ映像は見ていない。そのことは、前回の証人尋問でわかっている。
原告代理人 ビデオは刑事課では見た?
M警部補 見てない
11月17日の証人尋問で、新宿署長(当時)は、刑事課と生活安全課の合同捜査本部として、「M警部補が申し出た」として、設置を承認している。捜査をM警部補に任せてきた。そして、生活安全課長もなぜか、M警部補にまかせきりになっている。M警部補は刑事課の課長代理。