ゾンビが世界を終焉させる?ゾンビ的病原体蔓延の危険性を警告する論文が発表される(米研究) (2/3ページ)
ゾンビや、ゾンビに噛まれたがまだ人間のままの人物を殺害することは罪に問われるのだろうか? ゾンビとの接触があったが噛まれていない人を集団で隔離することは合法であろうか? それはどのように実施されるのであろうか?」
「人類のために、そのような争いが発生しないよう努め、世界のコミュニティが一丸となって新たなるゾンビの脅威に早急に取り組まなければならない」と論文は結ばれている。
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実際にはゾンビでなくゾンビ的疫病
スミス博士はゾンビ研究や伝承の分析などを行うゾンビ研究協会の会員である。こうしたゾンビの蔓延という架空の事態を論じながら、現実の疾病について考察を促しているのだろう。ともすると退屈に思われるテーマに関心を引きつけるための巧みな方便である。
ゾンビの蔓延に最も近い現実の事態を問われて、スミス博士は最近のエボラ出血熱の大流行における手際の悪さを挙げている。それまでエボラ感染者がいなかった都市部にどこからともなく現れたこの事例では、情報周知の不手際から、世界的に様々な流言飛語や誤報が流された。それでもエボラの流行は西アフリカに限定された事態だったのである。これが世界的な流行となれば、とんでもないパニックになることは明らかだ。
エボラ出血熱のような本物の怪物に対して、我々は真剣な注意を向けなければならない。そして、それを超える真の恐怖もある…抗生物質耐性菌だ。