菊池桃子さんも悩んだ!障がいのある子を「カミングアウトできない」理由って? (2/2ページ)

It Mama

「知られたら子どもが可哀相である」

「“障がい者である”という型にはめられ、レッテルを貼られてしまう」

「恥ずかしくて肩身が狭い」

けれども筆者は、まだ子どもの障がいを受け入れることが出来ず、わが子のありのままの姿を親自身が否定している、恥ずかしい存在と思っているような気がしてなりません。子どもがかえって可哀想に思います。

■乙武洋匡さんの場合

『五体不満足』の著者である乙武洋匡さんは、著書『自分を愛する力』の中でこう書いています。

母は近所を出歩くときには義足や義手をつけることをしなかった。あえて“むき出し”の状態にしておき近所の目に触れるようにしていたのだ。母は「やっぱり私達家族が暮らしていく上で、近所の人たちの理解や協力は欠かせないだろうなと思ったの。そのためにも、なるべく早い段階であなたを見てもらって“うちにこういう子が生まれました。どうぞよろしくお願いします”と紹介しておいた方がいいと思って

このようにして敢えて外の人の目にさらすことで、乙武さんのお母さまはわが子の応援団をたくさん作りました。そして「僕は両親からだけでなく、人々からも愛され認められるようになっていった」と結んでいます。

公表しない理由として「レッテルを貼られたくない」と言う人もいますが、障がい特性を理解されてこそ「こうでなければならない」という健常者の考えや枠組みで縛られることなく、自由に伸び伸びと生きることができ、結果として子どもの可能性を伸ばすことになるのではないでしょうか。

乙武洋匡さんと筆者と筆者の息子

いかがでしたか。

アイドルとしても成功し、様々な活躍をしている著名人である菊池桃子さんが今回メディアを通じてお子さんの障がいを公表することにより勇気を得られたママがたくさんいたと思います。

菊池さんは障がいのある第三子のお嬢様の前に死産も経験されています。離婚、死産、障がい児の母であるということを公表し、頑張っている姿を見せたことは大きなよい影響があったのではないでしょうか。

その意味で筆者は今回の公表はとても社会的意義が深いと思います。

【参考】

※ 乙武洋匡(2013)『自分を愛する力』(講談社)

※ 立石美津子(2014)『1人でできる子が育つ「テキトー母さん」のすすめ』(日本実業出版社)

【画像】

※ Nina Anna / Shutterstock

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