しつけに「お化けと鬼」は使ってイイの?親子関係に影響するので使わない方がいい脅しとは (1/2ページ)
お化けや鬼は子どもの生活と切り離せません。遊びには鬼ごっこが登場し、グズる子には「鬼に連れて行かれるよ」と脅したものです。東北地方のなまはげなどは、子どもを脅す為に存在しているようなものです。
「脅しや嘘は良くない」という意見はありますが、筆者は子どもにお化けや鬼の存在を、むしろ伝える方がいいと思っています。
そこで今回は、子育てアドバイザーであり四児の母である筆者が、しつけにお化けや鬼を使ってイイ理由をご説明します。
■子どもの“善”の部分を育てる物語
昔から子ども達に大人が話して聞かせ続けてきた物語には、“子どもをさらう鬼”や、“こどもを食べてしまう老人”などが、国を問わず多く登場します。
例えば日本では、『三枚のお札』という昔話に登場する、坊主を食べてやろうと追いかけ回す鬼婆は本当におそろしく、子ども達は読んでいる最中、始終小さく縮こまって聞き耳を立ててしまいます。
そのような悪い鬼や老人の手からは、賢かったり、勇気があったり、優しかったりしないと逃げ切れません。子ども達はそのような物語を聞く事で、どこかで“自分をもっと高めよう”という意識が刻まれるのです。
■「安心の中にある恐ろしさ」って?
ですから、親による「そんなに悪い子だと、鬼がくるよ」というある意味の脅しは、子ども達の中では何度も聞いた物語のように心に残ります。恐ろしがって言う事を聞く子どもを見て、「子どもに恐怖を植え付けて言う事を聞かせるなんて」と非難する向きもありますが、大丈夫です。
子ども達が味わうのは、安心できる親の庇護の元での恐ろしさです。それは例えると、火がパチパチと音を立てて燃える暖炉に当たりつつ、部屋の窓からゴーゴーと吹雪く凍てつく空気を、眺めるようなもの。
ですから、脅しといっても人道に背くようなひどい事ではないと筆者は考えています。
■「鬼やお化けの存在」から子どもが学ぶ2つのコト
(1)自分を律する心を学ぶ
日本には鬼の他に河童などの妖怪もいますが、これもだらしない生活や、危険に近づきすぎないように律する効果があります。