「武装化」を進めるアメリカ市民。銃器専門ショッピングチャンネル、サービス開始へ (1/2ページ)
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アメリカで相次ぐ乱射事件は、この国に暗く深い影を落としている。
「今年この国で起こった乱射事件は何件?」と質問され、正確に答えられるアメリカ人はほとんどいないだろう。
攻撃用銃器を使った犯罪があまりにも多く、当事者であるアメリカ人でも、事件の一件一件をはっきりと覚えていない。
だが、自衛意識の高まりは、日ごとに強まっているようだ。いや、“自衛意識”と言えば聞こえはいいが、要は犯罪者に殺されないように、また犯罪者を自らの手で駆逐するために、強力な武器を買い求めるということだ。
そのニーズを受けたサービスが、来年開始される。
■ いつでも手軽に銃を購入
インターネットがすっかり普及した今も、テレビによる通信販売は消費者の購買意欲を促す有力な手段だ。
来年早々から、アメリカで『Gun TV』というショッピングチャンネルが始まる。その名の通り、銃器専門の通販サービスだ。
その仕組み自体は、ごく普通のテレビ通販と変わりない。視聴者は『Gun TV』の指定する電話番号をプッシュするか、インターネット経由で欲しい銃を買う。
ただし、商品がダイレクトに届くわけではなく、近所のガンスミスの店に品物が届く。これは法律上、ガンスミスの仲介なしに銃の取引はできないからだ。
もちろん『Gun TV』では、様々なタイプの銃が扱われる。日本でも所持できる散弾銃や単射式ライフル、拳銃、アサルトライフル、大口径対物銃。
特に対物銃(アンチマテリアルライフル)などは、我が国の自衛隊ですらも採用していない。そのような代物が、電話一本で買えるのだ。
■ 駆け込み需要と株価
一方で、銃器大手のスミス・アンド・ウェッソン社の株が8年ぶりの高値に達したという。
スミス・アンド・ウェッソンは、日本でも知名度の高いガンメーカーだ。コルト・ファイアアームズと共に、アメリカの歴史を作ってきた企業だ。