これは絶対痩せるやつ。個人の遺伝子に合わせたダイエット法が5年以内に可能に(米研究) (2/3ページ)
これについて、「行動学的な観点からも、生物学的な観点からも、体重が増える仕組みはまだよく理解されていません」とブレイ博士は説明する。
体重の問題は遺伝子に原因があることもある。例えば、脂肪を燃焼するのではなく、食事からのエネルギーを蓄えようとする遺伝子が発見されている。こうした遺伝子は一般に”肥満遺伝子”と呼ばれることが多いが、実はかなり複雑なものである。人には様々な体型の人がいるが、遺伝子の差異ではそのわずかな部分しか説明できない。
つまり注目すべきは、肥満には複数の遺伝子が関与しており、それぞれが複雑に絡み合っているということだ。減量と体重の維持には、こうした遺伝子同士の相互作用を解き明かすことが大切なのだ。

出典: karapaia
美容だけでなく健康の大敵でもある肥満は、糖尿病、血管心臓疾患、癌などのリスクを増大させる。そうした人々は世界中で危険なレベルで増加しており、「現代の最も憂うべき問題の1つでしょう」とブレイ博士は話す。
「当然、予防が最良の方法ですが、すでに肥満になった人々は文字通り無数に存在し、長期的に体重を減らし、全体の健康状態を改善できる効果的な戦略が求められています」
従来の研究からは、BMIの差異の半分近くが遺伝的要因によるものであることが判明している。一方、残りの半分は食事や運動などの環境要因に起因する。だからこそ、運動の効果は人によって大きく異なる。
ブレイ博士によれば、肥満の原因が遺伝子にもあると知った人が運動を完全に諦めることはないそうだ。むしろ人よりも効果があがらない理由を納得し、多少なりとも自分を許し、変化を起こそうというモチベーションに変えるそうだ。