ローソンなどで展開するポイントサービス「Ponta」、インドネシアで大流行中! (2/2ページ)
■ 社会問題を一気に解決
インドネシアは、慢性的な小銭不足という問題を抱えている。
ちょっとしたスーパーマーケットに行っても、大きな額の紙幣を出す行為は歓迎されない。例えば、4,200ルピアのジュースを買うのに10万ルピア札を出すというのは、この国ではマナー違反である。
店側は、それだけ多くの小額紙幣を手放す羽目になるからだ。
だが客側も、値段の端数を合わせられるだけの小銭を、いつも持ち歩いているわけではない。
従って100ルピア、200ルピアといった小額の釣り銭は現金ではなく、アメ玉かチューインガム1枚でもらうことが多々ある。
その問題を、『Ponta』が一気に解消してくれたのだ。
小銭がない以上、店はそれに代わる価値を客に提供しなければならない。また客としても、煩わしい小銭問題を意識したくはない。
“小銭入れの電子化”は、インドネシア市民が待ち望んでいた近未来だったのだ。それが今、現実になっている。
■ 日本とは違う経済成長の形
日本人が、今現在のインドネシアの消費ニーズを把握することは、簡単なようで難しい。
なぜなら日本人は、“経済成長=60年代の高度成長期”という意識で捉えてしまいがちだからだ。
だからこそ、「インドネシアではまず重工業製品が売れるだろう」と考える。
だが、2010年代はモノ以上にサービスが充実する時代だ。そしてあらゆる事柄が電子化され、世界の果てまで、瞬時に情報が行き届く。そのことを忘れてはいけない。
現代には現代の“常識”がある。
それを見据えて初めて、大きなビジネスチャンスを掴むことができるのだ。
【参考・画像】
※ 「Ponta」、インドネシアの会員数が700万人を突破 – PR TIMES
※ Graphs / PIXTA