臨床心理士に聞く! イライラ、怒りをコントロールする5つのポイントとは (3/3ページ)

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(5)感情を段階に分けて自分を理解する

落ち着いているときに、自分の怒りを、「平気」→「ムッとする」→「イライラする」→「ムカッとして爆発寸前」→「爆発」と段階に分け、どの段階なら気分を切り替えられるかを考えておきましょう。

その段階までに、怒りの対象となる相手との話し合いを実践し、怒りが次の段階へ進むことを予防します。爆発へ進ませない練習になり、自分の感情を客観的に見る習慣が身に付くでしょう。

相手への自分の思いの伝え方について藤永さんは、こうアドバイスをします。

「『私は~~と思った』、『私は~~で傷ついた』など、まず、『私は=I』を主語にした表現で自分の気持ちを伝えるようにしましょう。一方的に相手を攻めると、非難されたととらえた相手は必然的に耳を傾けず、心も閉ざすようになります」

続いて、自分の感情の変化について、

「怒りを人にぶつけたとき、同時に後悔する、自己嫌悪するなどで自分自身に対して嫌な気持ち、否定の感情を味わうことになり、相手と自分をともに傷付けることになります。怒りをゼロにすることは非現実的だということを理解しておき、日ごろからコントロール法を積み重ねるようにしましょう」と藤永さん。

ムッとした段階で、すぐに「なぜムッとしているのか?」と自分の感情を見直すこと、そのためには、「怒りをゼロにはできない」と知ったうえで、普段からコントロールを心がけておこうということです。ぜひ参考にしてください。

(品川緑/ユンブル)

取材協力・監修 藤永聡美氏。臨床心理士。中学生、高校生を中心にしたスクールカウンセリングや、子どもの発達相談の現場を中心に活動。また幼児期から学齢期の子どもをもつ母親の子育て相談を行う。

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