読ませる力がすごい! 短編の名手だと思う漫画家7選 (2/3ページ)

学生の窓口

●細野不二彦

代表的短編漫画集:『細野不二彦短編集』『幸福の丘ニュータウン』

『Gu-Guガンモ』『太郎』『電波の城』などを代表作とする細野不二彦先生は、短編漫画でも優れた作品を描いていらっしゃいます。また、代表作『ギャラリーフェイク』はアートの世界を舞台に、天才的キュレーターの主人公・藤田玲司の活躍を描いていますが、これは1話完結の作品。どこから読んでも、どのエピソードを読んでも面白いのはさすがです。

●大友克洋

代表的短編漫画集:『ショート・ピース』『ハイウェイスター』『彼女の想いで…大友克洋短編集(1)』

大友克洋先生といえば『AKIRA』が代表作品として知られています。『AKIRA』は2,000ページを超える長編ですが、実は大友先生は短編漫画の名手でもあります。初期の作品集『ショート・ピース』『ハイウェイスター』には、センスあふれる短編漫画が詰まっています。初期の大友先生の作品には「白い」「突き放したような独特の空気感」などの特徴があります。上に挙げたのはどれも多くのフォロワーを生み出した珠玉の作品集です。

●高橋留美子

代表的短編漫画集:『高橋留美子劇場 (1)』 『鏡が来た 高橋留美子短編集』

『うる星やつら』『らんま1/2』『めぞん一刻』などの大ヒット漫画を生み出してきた高橋留美子先生。1話完結の傑作が多いですから、高橋先生の手に成る短編漫画はやはり面白いものばかり。例えば『高橋留美子劇場 (1)』では、サラリーマンを主人公に、その周辺に起こるちょっとした事件を面白く仕上げたコメディー作品が読めます。日常生活の中から笑いを切り取ってみせるその手腕はさすがという他ありません。

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