欧米じゃないの!? 「いちごのショートケーキ」は日本発だってほんと? (2/2ページ)

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■海外では「逆輸入版」が人気

結婚式やパーティで見かけるふわふわのショートケーキは、いったいナニモノなのでしょうか? これは日本人の嗜好(しこう)に合わせて生地を変更した「日本オリジナル版」で、ネーミングはいわゆる「和製英語」。大ヒット商品となったため、ショートケーキ=ふわふわのイメージが根付いてしまったのです。

スポンジを生地にしたショートケーキが誕生したのは大正11年、1922年とされています。作ったのは、ベロを出した女の子がトレードマークの洋菓子屋さんで、当時の価格は8銭(せん)との記録があります。これをお米の価格を用いて比較すると、

 ・大正時代の米60kg = 1円20銭

 ・平成26年の米60kg(相対取引価格の平均) = 12,000円

から、1銭=100円相当、つまり8銭のケーキは800円ぐらい、お米4kg分ですから決して安いとはいえません。ところがこれが大人気を博し、やがては誕生日やクリスマスの定番となり、レイヤーケーキ改・「ショートケーキ」の名が定着したのです。

現在、日本のショートケーキは海外でも販売されるようになり、和風スイーツとして確固たる地位を築いています。厳密には、輸出ではなく逆輸入、ショートでもないレイヤーケーキですが、おいしいのでよしとしましょう。

■まとめ

 ・ショートケーキの「ショート」は「カリカリ」「サクサク」の意味

 ・スポンジ生地のショートケーキは、日本オリジナル

 ・大正11年に日本の洋菓子店が販売、ショートの名が定着した

(関口 寿/ガリレオワークス)

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