「思いやり」も「愛」も感じられる! バーチャルペットも「ペット」になれるってほんと? (2/2ページ)
■バーチャルでも高い好感度
パソコンやゲーム機の「バーチャルペット」では、動物に接するのと同じような愛情を持てるのでしょうか? もちろん実在の動物ではありませんので、マウスの操作や文字による対話で接する仕組みですが、答えはYesで、多くのひとが望ましく感じることがわかりました。
大学生およそ130人を対象に調査した結果によると、バーチャルペットに対し、
・仲間だと感じる
・「思いやり」を与えてくれる
・愛するものを与えてくれる
のスコアが高く、「快」と感じるひとが多いことがわかりました。ただし、
・自分が必要とされている
・信頼されている
・自分の生活の「安定」につながっている
などは不調なのは相手が機械であると認識している証拠であり、動物と接するのと同じとはいえない結果になりました。
バーチャルならではの弱点も多く、対話中に聞き返される、会話がかみあわないとトーンダウンすることから、文字や文脈の判定が重要であることもわかりました。ある意味でチャットのような仕組みですから、対話がギクシャクすれば興味を失うのも当然ですね。
また、バーチャルペットと接することで、かえって気分が落ち込む現象も見られました。これは本物のペットをイメージすることが原因と考えられ、勝手に「期待外れ」感を持つために起きる現象で、男性に多く見られたのもペットと暮らした経験が多いから、と考えられています。
まだ完成とは呼べない域ですが、バーチャルペットも立派なペットになり得る可能性を意味した結果であり、住宅環境や高齢化を考えると「朗報」と呼べるでしょう。
■まとめ
・ペットを飼いたいひとは6割近くいるのに、実際に飼っているひとは3割程度
・ペットに「癒やし」を感じるのは、オキシトシンというホルモンが増えるため
・バーチャルペットでも「仲間」「思いやり」を感じるひとが多数
・会話がかみあわないことが、トーンダウンする大きな原因
(関口 寿/ガリレオワークス)