突然の「かんしゃく」に手こずるママへ!子どものタイプ別要因と3つのアプローチ
突然ご機嫌ななめとなり、抱っこをしても活きマグロのようにエビぞりして泣きわめく子をよく目にします。場所と時を選ばないこの子どもの“かんしゃく”に悩まされる人も多いのではないのでしょうか。
そこで今回は、“かんしゃく”が怒る理由と対処法について、子育てアドバイザーであり四児の母である筆者がご説明します。
■「かんしゃく」を起こす原因
かんしゃくの原因は大きく二つに分けることが出来ます。ひとつは“身体的な要因”、もうひとつは“成長段階”によるものです。
■「身体的な要因」の場合の対処法3つ
(1)生活リズムを一定に
身体が疲れている、眠い、空腹であるなどのときにかんしゃくは起こりやすくなります。出来るだけ毎日の生活リズムを一定にすることで、お腹が空く時間や疲れやすい時間をママが予測してあげることが大切です。
また、かんしゃくを起す子は大きな変化に敏感な繊細な子も多いです。小さな頃は週末にイベントを詰め込んで出歩いたり強い刺激を極力避け、同じ繰り返しで生活することが、情緒を安定させます。
(2)糖質の摂り過ぎ
かんしゃくのひどい子で、普段からお菓子やジュースを与えているという場合は、きっぱりやめてみるとよいでしょう。白砂糖を摂ると血糖値が急激に上がることで、血糖値を下げる役割のインシュリンというホルモンが大量に分泌されます。
結果、血糖値が下がり過ぎて低血糖になることで、イライラしたり体調が悪くなったりするのです。これは砂糖中毒などと言われたりもします。
特に小さな子は白米だけでも十分な糖質を摂取出来ます。市販のお菓子やジュース、スポーツドリンクには砂糖が多く含まれているのであげる必要はありません。
代わりにあげるべきは、自然塩を濡れ手に乗せて握った、おにぎりや、蒸した温野菜などです。甘味が欲しい場合はさつまいもなど自然の甘味を食べさせましょう。
(3)抱っこなどのスキンシップ
人と会う機会が多く、ママとのスキンシップが少なかったり、外出で疲れていたりする時は、親のほうが「この子は今身体と心が疲れているんだな」と理解し、一歩引いて落ち着いて抱っこしてあげるようにましょう。怒りに怒りで返すのは火に油を注ぐ行為です。
■「成長段階におけるかんしゃく」の場合の対処法
3歳頃になると自我が強くなりますが、「自分でやりたい」と思っても、実際にはママや上の兄弟のようには出来ないとき、うまく伝わらずかんしゃくという形で表現する子もいます。そんな成長段階にみられるかんしゃくの対処法として、以下の方法を試してみてください。
(1)子どもの気持ちを言葉で代弁する
「そっか、紙をちょきちょきってハサミで切りたかったんだね」「あっちの道を行きたかったんだ。そうかぁ」などと、子どもの要求を察することが出来たら言葉で代弁します。分かってもらえた安心感で、落ち着くことが多い方法です。
(2)他のもので気をそらす
それほどこだわりの強くないことであれば有効ですが、かえって怒りに火を注ぐ場合もあります。その子の好きなものを使ってうまく興味を誘導しましょう。
(3)落ち着くまで放っておく
家の中で騒動が持ち上がった場合は、本人が自分で落ち着くのを待つという手もあります。「ママ、静かにお話したいんだ。出来るようになったらおいでね」と声をかけて放っておきましょう。(1)で挙げたように、普段から親が代弁していると、このときに自分から「本当はこうしたかったの」という話が出来るようになるかもしれません。
いかがでしたか。
筆者の長女は、たまに会う姑が「薬を飲ませたほうがいい」とつぶやくほどのかんしゃくもちでした。かつての彼女はとても繊細な赤ちゃんで、普段と違う刺激を受けると激しく夜泣きしたものです。
大人からすると、全く取るに足らない些細な事で精神的に落ち着かなくなる子は、繊細な分、ママとパパが温かいまなざしを注いでくれたり、優しく抱きしめてくれる小さな喜びも感じとれる敏感で賢い子でもあります。
今だけと割り切って、小さなわが子に出来るだけつき合ってあげてくださいね。
【画像】
※ Pressmaster / Shutterstock
【著者略歴】
※ mica・・・夫・姑・4人の子と共にシンガポール在住の子育てアドバイザー。暮らしニスタ、コラムラテ、阪急電鉄ブログでもコラムを執筆中。著者ブログにて、記事の裏話を更新しています!執筆依頼はブログよりどうぞ。