【冴え女シリーズ(9)】[姉さんの家政婦じゃ終わらない]第5話(前半)「その調子その調子」 (2/3ページ)
・・・これでよしっと」
美咲「ありがと」
宏紀「ん~じゃあ俺がお手本見せながら教えるから良く見とけ」
美咲「は~い先生」
宏紀「いや、4月から先生になんのはあんただよ」
美咲「でも、ひろちゃんが今先生だもん」
宏紀「まぁなんでもいいや。いいか、まずは包丁を持たないほうの手をこんな感じにする」
美咲「なんか猫の手みたい」
宏紀「そんな感じだな。で、包丁ってのは刃の部分を当てるだけじゃ切れないからあんまり恐がらなくても大丈夫だ。・・・ほらな?」
美咲「ほんとだ~」
宏紀「包丁が切れるのは刃を当ててスライドさせた時だから落ち着いてやれば怪我することはない」
美咲「わかりました~」
宏紀「で、さっきの猫の手でしっかり食材を押さえる」
美咲「ふむふむ」
宏紀「そしたら今度は包丁のこの平らな横の部分を猫の手の間接部分にピタッと当てる」
美咲「うん」
宏紀「で、あとは包丁を奥にスライドさせながら押し込んでいくと・・・切れる」
美咲「おぉ~すご~い」
宏紀「んじゃ姉貴もやってみ」
美咲「は~い先生。