フグといえば下関!山口県下関「唐戸市場」でお手軽に味わうフグの魅力 (1/4ページ)
山口県下関市。
実はこの街は山口県を代表する都市の1つであもあり、その人口規模は県庁所在地の山口市を凌ぎ、山口県一の規模を誇っていることは県外の人にはあまり知られていない。
さらに中国地方でも5番目(広島市、岡山市、倉敷市、福山市に次ぐ)の人口規模の都市であるため、多くの企業が営業拠点を置いている。
日本銀行も山口市ではなく下関市に日銀支店(日銀下関支店)を置いている事からも、非常に重要な都市であるという事が分かるだろう。
そんな下関市には全国のみならず世界に誇る海産物が存在する、それがフグだ。
あの稀代の美食家魯山人をして、「河豚(ふぐ)のうまさというものは実に断然たるものだ」と賞賛されるほどウマさを持つフグは、1度は食べられなくなってしまった幻の魚。
・フグを復活させた男「伊藤博文」
豊臣秀吉によって、フグを食べることを禁止された状態を解禁したのは、実は初代内閣総理大臣である伊藤博文。山口県出身の伊藤博文が日清戦争講和会議を執り行った下関の老舗「春帆楼」において、時化(しけ)で思うように魚が捕れず、春帆楼の主が恐る恐るフグを提供したところ、そのウマさに伊藤博文が驚いて、フグ食の禁止を解禁させたという、まさにその美味しさによって復活を遂げた魚、それがフグなのだ。
・全国からフグが集まる場所、それが下関の南風泊市場(はえどまりいちば)
下関はフグの漁場であるに近く地理的に恵まれていたというだけでなく、市場関係者が各地からのフグを一挙に集める努力をし続けてきた。また受け入れ施設が充実しており、24時間体制で入荷できるのも下関の強み。さらに、競りでフグを購入し、料理店などに販売する仲卸の充実ぶりが他の市場を圧倒しているため、安定した適正価格での取引が可能になっている。そのため、天然であろうが、養殖であろうが、フグは全国から下関の南風泊市場(はえどまりいちば)に集まるのである。