社会貢献に数億円投じる!本当の富裕層の「マネーの流儀」とは? (1/3ページ)
タイトルからもわかるとおり、『世界の超富裕層だけがやっているお金の習慣』(岡村聡著、KADOKAWA)で明らかにされているのは、「本当の富裕層」のさまざまな習慣。
日本とシンガポールで、金融資産3,000万ドル(約36億円)以上の超富裕層を対象に、資産運用、税金対策、海外移住などについてのアドバイスを提供している著者が、そのキャリアをもとに著した書籍です。
きょうは「マネーの流儀」について書かれた章から、いくつかのトピックスを引き出してみたいと思います。
■1:本当の富裕層はこうして買いものをする
買いものをするとき、富裕層には強く意識していることがあるそうです。それは、自分が信頼するブランドを選び抜き、常連客となること。
また富裕層は、希少性のある時計屋ジュエリー、美術品などにもこだわるもの。
そんな傾向を見ている著者は、日本にも欧州と同じくらい歴史的な価値がある美術品やブランドがあるだけに、うまくグローバルに展開していけば大きなビジネスになるはずだと指摘しています。
■2:本当の富裕層はエコノミークラスに乗る
富裕層の移動手段と聞けば、飛行機のファーストクラスをイメージする人も多いはず。
ところが著者のクライアントや周囲の大富豪で、ファーストクラスに乗る人はあまりいないのだそうです。
意外な気もしますが、より具体的にいうとしたら「本当の富裕層はエコノミークラスとプライベートジェットに乗る」というのが正しいのだといいます。
エコノミークラスとプライベートジェットでは雲泥の差ですが、そこには理由があるようです。
本当の富裕層にとって、プライベートジェットとファーストクラスとの間にはお金の差以上の大きな違いがあるというのです。
それはなにかといえば、自由になる時間の違い。
プライベートジェットの最大の魅力は、拘束時間が劇的に下がること。