コーヒー、緑茶は要注意!? 管理栄養士に聞く、実は体を冷やすドリンク5つ (2/2ページ)
(2)緑茶
こちらも利尿作用があるカフェインが含まれるので、コーヒーと同じように、温かいお茶であっても排尿時に熱が奪われます。また、抹茶が使われているお茶はカリウムを多く含むので、塩分の多い食事と一緒にとると、塩分を体外に出そうとする働きで、さらにトイレが近くなります。紅茶も緑茶と同様ですから、飲み過ぎには気を付けましょう。紅茶の場合はミルクティーにすると、タンパク質がとれて改善されます。
(3)炭酸飲料
砂糖、特に「ブドウ糖」は血糖値を急上昇させ、のどが渇き、さらに水分をとりたくなります。すると多量の水分を摂取することになって体を冷やす方へ作用すると考えられるため、糖分が多く含まれる炭酸飲料にも気を付けましょう。
(4)ビール
原料の麦にはカリウムが豊富に含まれているため、塩分の多い食事とともに多量に飲むと体温が下がりやすいと考えられます。また、炭酸はのどごしが良くて冷たさを感じにくいうえに、ビールはキンキンに冷やして飲むことが多いので、アルコールの作用でしばらくは体は温まりますが、最終的に冷やす方へ働きかけます。お酒では、焼酎のお湯割りがお勧めです。
ただし、甘すぎる、また度数が高い種類は生活習慣病のもとになりやすいので、適量を心がけましょう。
(5)フルーツジュース
健康に良いと考えてたくさん飲む人がいますが、血糖値を上げやすく、のどの渇きからさらに水分が欲しくなり、水分を多量にとりがちになります。1日にコップ1杯程度と、適量を心がけましょう。
西山さんは、体を冷やさない飲み方について、次のアドバイスを加えます。
「冷え性だからこれらを飲んではいけない、というわけではありません。1日に何度も飲み過ぎる、氷をたくさん入れる、冷蔵庫でキンキンに冷やすなどして一気飲みするなどは、胃腸を冷やして体全体が冷えるもとになるので避けましょう。カフェインが入っていないお茶としては、麦茶を選ぶといいでしょう。冷えの原因には自律神経も関係するので、自分がリラックスするドリンクを適量とるのも重要です」
ドリンクを選ぶ際には、温めたからといって冷え対策になるとは言えない種類があることを知っておき、まずは原材料の特性を考えるようにしたいものです。
(岩田なつき/ユンブル)
取材協力・監修 西山和子氏。糖尿病専門・ふくだ内科クリニック(大阪市淀川区)にて管理栄養士、糖尿病療養指導士。糖尿病、生活習慣病、メタボリックシンドロームの患者さんを対象に、パーソナルな食事指導にあたる。『専門医が考えた 糖尿病に効く「腹やせ」レシピ』(福田正博 洋泉社)の監修担当。また、食生活に関する記事の執筆、監修多数。