行き先は黄泉の国?リトアニア人デザイナーが手がけた「安楽死ジェットコースター」の是非 (1/2ページ)

FUTURUS

行き先は黄泉の国?リトアニア人デザイナーが手がけた「安楽死ジェットコースター」の是非

source:http://julijonasurbonas.lt/

「そのボタンを押したら、楽に逝ける。」

高度500メートルの高さで風を受けながら、あなたは一人きりで最後の選択を迫られる。

あなたはジェットコースターの黒い椅子に座っているのだ。

最も高い位置にゆっくりと上がるまでの孤独な2分間に、自分の人生を振り返ったことだろう。そして、頂点で動きが止まり、最後の選択が自分に委ねられている。

「FALL」と印字されたボタンを押しさえすれば、そのジェットコースターは猛スピードであなたを黄泉の国に連れて行ってくれるのだ。

それが、『Euthanasia Coaster』(安楽死のコースター)だ。

■ 10Gの重力加速度で「脳死」に至る

この『Euthanasia Coaster』は、遊園地のデザイナーでもあるJulijonas Urbonas氏が設計したジェットコースターだ。

まだ設計段階であり、実現はしていない。

作りは非常にシンプルで、500メートルの高さから一気に下ると、後は7回分の宙返りループが待ち受けているだけだ。

乗り物も、黒い座席がひとつだけである。つまり一人乗りだ。

非常にシンプルだが、頂点から下るときは、毎秒100メートル(時速360キロ!)で落ちていく。その最高速度のままループに突入すると何が起きるのか。

10Gという強烈な重力加速度がかかることで、脳内の血液は全て下半身に向かって移動してしまい、まず視覚を喪失し、すぐに脳低酸素症となり脳が窒息死する。

叫び声を上げている暇もないかも知れない。しかし安らかな瞬死だ。

ループは7回分あるが、恐らく最初のループを通過する際にこの世とはお別れしているので、残りの6回転は遺体が猛スピードで振り回されているに過ぎないだろう。

したがって、叫び声を上げているのは、地上で見守る人たちだけだ。

総走行距離は7,500メートル。2分掛けて上り、1分で下る。

「行き先は黄泉の国?リトアニア人デザイナーが手がけた「安楽死ジェットコースター」の是非」のページです。デイリーニュースオンラインは、カルチャーなどの最新ニュースを毎日配信しています。
ページの先頭へ戻る