和製イスラムファッション、花蝶乱舞の舞台へ参りたく候

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和製イスラムファッション、花蝶乱舞の舞台へ参りたく候

提供:日本ムスリムファッション協会

ヒステリックな性格の男性ほど、女性を虐げようとする。

それは結局、自分の恥を虚勢で覆い隠そうとする行為だが、そうした男が世界中から大集合したのがISという組織である。

そのISに身を捧げた人間が、インドネシアでも残忍な事件を起こしてしまった。1月14日にジャカルタで発生した爆破テロだ。

だが、テロリストの目論見はすでに崩壊している。なぜならジャカルタの女性はISの構成員よりも遥かに気丈な振る舞いで、華やかな道を堂々と歩いているからだ。

■ 日本の織物をイスラム市場に

クラウドファンディングサイト『Ready For?』で公開されているプロジェクトに、このようなものがある。

日本の伝統繊維をイスラム市場に投入しよう、という試みだ。

提供:日本ムスリムファッション協会

我が国は、古来から繊維産業に恵まれている。ヨーロッパ諸国が絹や綿を海外植民地からの輸入に頼っていたのとは違い、日本は高級繊維の自給自足を達成していた。

たとえば、徳川吉宗の倹約令はご存知だろう。吉宗は江戸の町人に対して「服は木綿のものを着るように」と言い渡した。当時の日本では、木綿は質素な素材だったわけだが、同じ時期のヨーロッパの平民は主にリンネル(亜麻)素材の服を着ていた。これだけ見ても、日本は非常に豊かな国だったということが分かる。

だが現在、日本の繊維産業は衰退の道をたどっている。日本人の着物離れと後継者不足が、主な原因だ。反物を買ってきて自分で着物を作る、ということ自体が今や特殊技能になってしまった。

しかし、だからといって、伝統産業の斜陽を黙って眺めているわけにはいかない。

職人たちが目を向けたのは、イスラム教徒の女性たちだった。


■ インドネシアの花舞台を目指す

提供:日本ムスリムファッション協会

このプロジェクトを主催する日本ムスリムファッション協会は、日本の伝統織物から作った服を『インドネシア・ファッションウィーク』に出展させるという計画を打ち出している。

このイベントは、世界中のイスラム女性が注目するファッションの祭典である。彼女たちは肌の露出が厳しく制限される中で、それでも世界最先端の「お洒落」を日々追求している。

だがこうしたイベントは、ISが台頭する中東やボコ・ハラムが勢力を伸ばすナイジェリア、そしてイスラム教徒への偏見が強いヨーロッパ諸国ではなかなかできない。

『インドネシア・ファッションウィーク』は、文字通りインドネシアにしかできないイベントなのだ。

提供:日本ムスリムファッション協会

そのような輝かしい場で、日本の伝統織物をアピールする。

我が国の職人が培ってきた技術を、イスラム市場という花舞台で大々的に披露する。だが、これらの活動には渡航費用や出展費用が必要だ。

今回はそのための投資を募っているのである。

■ 隣人はすぐそこに

提供:日本ムスリムファッション協会

日本人は、残念ながら宗教に疎い面がある。

特に、“宗教を勉強する”ということと“宗教を信じる”ということの区別が非常に苦手だ。数年前までは、イスラム教について学ぶということ自体、人目を憚る行為だった。

だが、風向きは以前とは明らかに変わっている。今や我々日本人のすぐ隣に、イスラム教徒がいるのだ。「隣人のことなど知らない」では済まされない時代が来ている。

そして隣人のことが分かれば、ISの構成員は決して“イスラム教徒”ではないということが理解できるはずだ。

【参考・画像】

※ 「ジャパン・ムスリム・ファッションブランド」をインドネシアへ – Ready For?

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