その案は3秒で説明できる?ひっくり返した企画を納得させる方法 (2/3ページ)
そして「笑顔葬」とは、「静かにしめやかに涙とともにお見送りする」のが一般的だった葬儀を、思い切りひっくり返したもの。
別名「騒式」ともいうそうですが、つまりは明るく楽しく、笑顔で盛大に亡くなった人をお見送りする葬儀です。
つまり、「いまあるものをひっくり返す」だけで唯一無二のオリジナルコンテンツができてしまうとは、こういうことなのです。
■3秒で説明できるものを目指すべし
また著者は、ひっくり返す際に重要なのは「それを3秒で説明できるか」ということだと主張しています。
たとえば、「えっ、それなに?」と興味を持ってもらえたとしたら、すかさず3秒で全体像を説明しなければいけないということ。
それができるか、ダラダラ説明しないと内容が示せないのとでは雲泥の差だといいます。
たとえば、上記の3つの企画を3秒で説明するとなると、次のようになるとか。
「離婚式=結婚式の反対の式」
「涙活=能動的に涙を流す活動」
「笑顔葬=笑って明るく見送る葬儀」
これ以上の説明を付け足したいのなら、興味を持ってくれた相手にゆっくりすればよいという考え方です。
そして、「3秒で説明できる」とはどのようなものかと考えていくと、結局のところは「シンプルなもの」に行き着くといいます。
たとえば「奇抜・斬新なことをしている」と思われがちだという著者は、実はそうではないのだといいます。
「結婚式があるから離婚式」「みんなで集まって泣く」「笑顔で葬儀をする」など、どれも既存のものをひっくり返しているだけで、実際にはシンプルなことしかしていないというわけです。
■わざわざ奇をてらう必要は全くない
奇をてらったことや、エッジの効いたことには、たしかに人を惹きつける力があるでしょう。
著者もそれは認めていますが、しかし、行き過ぎると危険だともいいます。なぜなら、それは限られた人にしか受けなくなってしまうから。