【冴え女シリーズ(10)】[ドSなイケメン茶道プリンス様]第7話(後半)「お前はそれでいいのか?」 (1/3ページ)
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【冴え女シリーズ(10)】[- ドSなイケメン茶道プリンス様 -]
■作品概要
しずかは幼い頃から、幼馴染で茶道家の「蓮条寺」が師範を務める茶道教室に通っている。小さな頃は仲の良かった二人だったが、成長するにつれて次第に疎遠に。そんなある日、稽古の後で「蓮条寺」から「話がある」と呼び止められるしずか。少し世間知らずの茶道家「蓮条寺」の一途な恋に胸キュンなラブストーリー。
●第7話(後半)「お前はそれでいいのか?」
しずか「え・・・」
蓮条寺「『茶道など時代遅れ』。お前がそう感じながら、嫌々、家元を継ぐことは望まない。そしてやめるときは、何の責任も感じるな、と言われた。その代わりやめるのであれば、他の道を究め、私を納得させろ。そうでなければ、ご先祖に申し訳が立たない、などとも言っていたな」
しずか「・・・」
蓮条寺「暗に『やめたら承知しない』と言われているようにも感じたが、父は本気だったと思う。私が他に世間の役に立つことがあれば無理に茶道をさせなくても良いとは感じていたらしい」
しずか「それでも、先生は茶道を?」
蓮条寺「私にとっては、それ以上に素晴らしいものが見つからなかったのだ」
しずか「・・・」
蓮条寺「知っているかもしれないが、中学の頃は軽音部でベースを弾いていた。高校では合気道部に入って、稽古中に腕を骨折した」
しずか「そんなこともありましたね・・・」
蓮条寺「だが、父は怒らなかった。私のことを徹底的に放置した。茶道の稽古だけは休まなかったからかもしれない。茶道とかけ離れた部活動をしていたのは多少の反抗心もあったのかもしれない。