追い払ってるんじゃない!? 節分の「豆」は鬼へのプレゼントだってほんと? (2/2ページ)
また、炒(い)り豆なのが重要で、鬼を追い払ったあとの豆が発芽すると縁起が悪いだけでなく、・炒るは鬼を射(い)るに通じると考えられていたためで、買い忘れた! ときでも生や水で戻せる乾燥大豆は使用不可、ダジャレのようなゴロ合わせが山盛りですが、むかしのひとはマジメにそう信じていたのです。
■お菓子がなければ「豆」を食べれば?
戦国時代になると、ちょっとユーモラスな解釈もなされるようになりました。ハロウィンの「お菓子」のように、鬼が暴れないための「ワイロ」と、ユーモラスな歌も詠まれていたのです。
ハロウィンで耳にする「トリック・オア・トリート」を日常会話風に訳すと「私をもてなしますか! 悪さして欲しいですか! どっちですかっ!! 」な感じで、暴れられては困るのでお菓子を手渡してその場を収める、なんとも「おとな」な解決策です。対して節分の豆はある意味で「武器」として使われますが、
・豆をまく
・鬼が拾って食べる
・拾い集めるうちに、自然と家を出て行く
と、追い払うどころか「もてなし」とした歌も存在し、ハロウィンのようなソフトなイメージも広まっていったのです。
小学校や保育園ではイベントとして続いているものの、「豆まき」する家はほとんど見かけなくなりました。鬼の仮装で豆をもらいまわるハロウィン風にすれば、ちびっ子だけでなく青年層の人気も得られる、かも知れませんね。
■まとめ
・節分は季節の変わりめの意味、本当は年4回
・この時期は邪気や病気が生まれると考えられ、追儺で「おはらい」をしていた
・始まりの季節である「春」に合わせ、2月におこなうようになった
・ハロウィンのように、豆をワイロに鬼にお引き取り頂くという歌もある
(関口 寿/ガリレオワークス)