【冴え女シリーズ(10)】[ドSなイケメン茶道プリンス様]第8話(前半)「それは私が説得しよう」

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【冴え女シリーズ(10)】[- ドSなイケメン茶道プリンス様 -]

■作品概要
しずかは幼い頃から、幼馴染で茶道家の「蓮条寺」が師範を務める茶道教室に通っている。小さな頃は仲の良かった二人だったが、成長するにつれて次第に疎遠に。そんなある日、稽古の後で「蓮条寺」から「話がある」と呼び止められるしずか。少し世間知らずの茶道家「蓮条寺」の一途な恋に胸キュンなラブストーリー。


●第8話(前半)「それは私が説得しよう」


蓮条寺「自分の人生の主導権を他人にゆだねているから、そうなるんだ」

しずか「・・・」

蓮条寺「お前の人生は親のものではない。しかし、お前の人生の責任を後から親にとれと言っても、何も解決はできない。それをまず理解しろ」

しずか「・・・」

蓮条寺「仕事がしたいなら、してみればいい。別に悪事を働こうとしているわけではないのだから」

しずか「でも・・・」

蓮条寺「使えない奴だと言われてクビになったらその時だろう。金銭面でご両親の支援が期待できるのであれば、なおさらだ。失敗してもかまわないぐらいのつもりで、一度やってみればいい」

しずか「それは、会社にもご迷惑じゃ・・・」

蓮条寺「おおいに掛ければ良い」

しずか「ええっ?」

蓮条寺「自分が悪いと思ったら、そのときに謝罪するだけだ」

しずか「先生、そんなの無茶苦茶です・・・」

蓮条寺「・・・それぐらいに考えないと、要人の相手などできない」

しずか「要人?」

蓮条寺「時に、官僚連中がうちに茶を楽しみにくることもある。この国に身分制度はないが、彼らはある意味、身分が違う」

しずか「・・・」

蓮条寺「そういう連中に茶を出すとき、なにか粗相があったらなどと考えていては、茶筅を持つ手が震えてしまうだろう」

しずか「先生でも、ですか・・・?」

蓮条寺「権力者ににらまれてつぶされた茶人など、歴史を紐解けば大勢いる」

しずか「・・・確かに、」

蓮条寺「彼らと相対(あいたい)するとき、怯えてはいけない。茶の前では人はみな平等。問題は、心をつくしてもてなせるかどうか。それだけだ。それであれば、日々鍛錬されている。相手が誰であろうと、何も不安はない」

しずか「・・・私にも、できるでしょうか」

蓮条寺「お前は、人をもてなすということをここで学んできた。それは社会に出ても強力な武器となるだろう」

しずか「はい・・・」

蓮条寺「落ち着いて全体を見ろ。世の中の多くの人間は、自分の目の前しか見えていない。だが、お前はそうではない」

しずか「・・・私が?」

蓮条寺「それほど鍛錬されている、ということだ。自信を持て」

しずか「・・・先生が、そうおっしゃるなら」

蓮条寺「それがいけない」

しずか「え?」


【冴え女シリーズ(10)】[- ドSなイケメン茶道プリンス様 -]第8話(後半)へ続く


●出演キャラクター

蓮条寺泉水(れんじょうじいずみ)25歳:茶道家
野口しずか(のぐちしずか)25歳:家事手伝い

●声優および制作クリエイター

シナリオ:藍沢涼
イラスト:和音ハカ
男性声優:武田直人
女性声優:寺崎まどか

●アプリ概要

様々なシチュエーション、たくさんのイケメン&イケボ男性との1時間のオリジナルラブストーリー(ボイス&アニメーションドラマ)を集めた、女子のための図書館、もしくは映画館のようなラブドラマアニメーションアプリです。

●アプリダウンロード

App store
https://itunes.apple.com/jp/app/id984016474

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